「ドイツでは、この通りがどのアドルフにちなんで命名されたか説明が必要のようだ…」
アドルフと言う名前はアドルフ・ヒトラーを連想する影響から、第二次世界大戦後のドイツや周辺国では命名されることはまれだそうです。(参照)
とは言え、歴史上にアドルフの名を持つ王侯貴族や著名人は多いため、どのアドルフにちなんだ名前か、説明が必要なケースもあるようです。
ドイツの「アドルフ通り」"Adolfstrase"の標識をご覧ください。
when in Germany you have to specify which Adolf this street is named after via /u/Joggyogg https://t.co/bevQYFTQnp pic.twitter.com/dgr671LNQI
— Mildly Interesting (@interestmild) October 24, 2022
「ドイツでは、この通りがどのアドルフにちなんで命名されたかを指定する必要があります」
"Adolfstrase"の下に小さな文字で説明が。
この通りの由来は13世紀のシャウエンブルクの君主アドルフ4世に由来し、キール市の創設者の1人だとのこと。
ドイツでは大きなタブーであるだけに、気の使いようが伝わってきます。
ちなみに"Strase"(シュトラーセ)は、英語で言うところのストリート。ラテン語で「舗装」を意味するストラータ(strata)が語源だそうです。