2022年10月25日 22:16

「隣り合った店の安売り合戦で、はっきり明暗が分かれた…」というお話

 

バターの安売り合戦
小さな食料雑貨店の目の前に、大型スーパーがオープンしました。

食料雑貨店ではバターを500円で売っていました。

対抗するように、大型スーパーはバターを490円で売り出しました。

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翌日、食料雑貨店は大きく価格を掲示しました。

「バター:480円」

大型スーパーはこれでは面目が立たないとばかりに、でかでかと宣伝しました。

「バター:たった470円」

すると食料雑貨店も対抗して価格を変更します。

「バター:460円」

これが毎日のように行われ、大型スーパーの価格はついに。

「たった100円」

ところが食料雑貨店は、あっさりとそれを打ち負かし、

「バター:90円」

すでに大損していた大型スーパーのオーナーは、話し合いをしようと食料雑貨店に乗り込みました。

しかしながら、食料雑貨店はあまり心配している様子もなく、交渉に乗り気ではありません。

業を煮やした大型スーパーのオーナーは吐き捨てるように言いました。

「そんなにバターを安く売って、やっていけるはずがない。仕入れ値は400円なので1個につき300円ずつ失っているんだが!」

食料雑貨店は言いました。

「うちはたった10円しか失っていませんよ。単にあなたの店から買っているだけです」


教訓:安易な嫌がらせは身を滅ぼす

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