時間感覚のないところで2か月生活する実験をした結果→48時間の生活サイクルになった
人間は日照時間や時計を元にして時間を感じ、24時間周期の生活を送っています。
では全く太陽光のないところで、時計もカレンダーもなしで生活したら、体内時計はどうなるのでしょうか。
かつて、そんな実験をした科学者がいました。
the geologist Michel Siffre spent 2 months underground without time : Reddit
フランスの冒険家であり洞窟学者でもあったミシェル・シフレ氏は、1962年に全く光りの当たらない洞窟で、時計もカレンダーもなしで、食事や睡眠は身体の求めるまま2か月生活をする実験を行いました。
その後も実験を繰り返し、さらに対象者も増やしました。
時間の概念がないと、体内時計はどう働くのかを知るのが目的です。
その結果、ほとんどの人の体内時計は24時間ではなく、だいたい48時間の生活サイクルになったとのこと。
連続して36時間ほど活動し、12〜14時間ほどの睡眠の繰り返し。
中には連続して34時間も眠った男性もいました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●1日48時間で34時間寝たって? それはあれだ、オレのことだよ。
↑そうしたい。去年のような睡眠をとりたい。今の仕事が嫌いだ。
↑今朝、8:30まで寝たらすばらしかった。いつも仕事のために5時に起床。
↑うちの猫たちはAM6:00がいつか、1年中わかっている。どういうことなんだ?
↑タイマーつきのフィーダーをゲットしよう。飼い主ではなくフィーダーに文句言ってくれるよ。
↑フィーダーを試したけど、うちの猫たちはとにかく何か文句を言いたいようだ。とにかくうるさい2匹。何にニャ―ニャ―言い出しても驚きではない。
「おお、今回はお前を待たずに早く戸を閉めすぎて怒ってるの?」
●猫が夜行性というのは思い違いで、猫は薄明(薄暮)活動性なんだ。最も活動的なのは夕闇と夜明け。まるでひと晩中起きていたかのように感じるが、単に人が起きて餌をやる前の、日の出の時間に活動する。
●彼らは猫で、朝食が必要なんだ。
↑自分も猫だったらよかった。
●なんてこった。いつも自由にスケジュールが組めるなら、1日12時間寝る。
↑「睡眠のために1日25時間が必要」と昔ジョークでよく言っていた。毎日寝るたびに1時間の睡眠を失っているんだ。
●もし任せられるなら、うちの猫とオレは実用的な共同スリーパー。
↑うちには1日中ベッドにいて完璧にハッピーな小犬がいる。
↑自分はきっと4時間睡眠を1日2回とると思う。
●34時間睡眠は、自分の膀胱が猛烈に反対する。
↑7回くらい。
↑風邪を引きそうになって、水をたっぷり飲んでビタミンCを夜に服用したら、7時間で10回くらいトイレに行った。悪いアイデアだったね。結局風邪は引いた。
●マイケル・スコットの格言であったな。
「もし風邪を引きそうだと感じたら、もうすでに患っている。嵐を乗り越えなくちゃいけない」
●オンタリオ州(カナダ)北部の地下にある鉱山で働いている。
冬場は太陽のない季節。おもしろい時期で、たくさんビタミンDを必要とする。
●34時間寝たやつは、起きたときにめちゃくちゃトイレに行きたかったに違いない。
↑脱水症状に陥って、全くトイレに行かなくてもすんだのかも。
↑脱水症状でうつ状態だろう。洞窟に1か月以上もいればな。
●地球の反対側など日照時間の違うところへ移動したら、適応できるのか苦しくなるのか、よく考えていた。だけどこれは人間に長い時間のサイクルの適応性があることを証明している。わかってよかった!
●炭鉱の地下で働いている。1日10時間、週5日働いている。ディーゼルの設備によって一酸化炭素が血中にたまるからなのか、とにかく眠くなる。
↑2〜3日前に鉱山に入った。死ぬほど眠くなったのですぐ去った。毒性のものはなかったが二酸化炭素のモニターは持っていなかった。
●盲目の人は体内時計の問題があるのかなぁ……?
↑あるよ! 非24時間睡眠覚醒症候群と呼ばれている。自分は盲目じゃないけど、その症状があるので知っている。
生活リズムを維持するためには、太陽光を浴びないとですね。