ヨーロッパ各国の「92」の読み方は結構違う…デンマーク語の難易度が高すぎる件
現代日本語における数字の読み方は明快でわかりやすく、1〜10までを知れば、自動的に99まで規則的な構成となっています。
よその言語でもそうかと思いきや、結構な差がありました。
「92」の読み方の違いを表したヨーロッパ地図をご覧ください。
(credit:Reddit/Redstream28)
大抵のところ(緑)は日本と同じく90+2 とシンプルな読み方。
しかしながら……
黄色:2+90 (ドイツ、オランダ、スイスなど)
赤色:4x20+12 (フランス)
紺色:2+(5-0.5)x20 (デンマーク)
フランスもややこしいですが、デンマークは「本当に!?」と疑ってしまうレベル。
なぜ、そんなややこしい方法なのでしょうね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●フランスより奇妙なデンマークをありがとう!
↑この地図を見て「フランスは絶対に一番バカだな」と思ったんだが、私の間違いが証明された。
↑ようやくひどい存在デンマークに世界が目を開け始めたことが嬉しいよ。心からスウェーデンより。
↑もうちょっと数字を大きくすると、フランスをさらにバカバカしく見せられる。
97の読み方:4x20+10+7。
↑フランスは変だが、"Quatre-Vingt-Douze"(フランス語の92)は、英語の "Nine-ty-Two"(92)と同じ音節数。
それと92+2の式は9x10+2とも議論できる。
●デンマークはそれを決めたとき、ドラッグでもやってたのか?
↑真面目にこの表を見て。
(Danish language - Wikipedia)
近隣国はみんな56=50+6だが、デンマーク語だと56=6+2x20+1/2x20。純粋に狂ってる。
↑いや、単に古い数え方システムを使っていて、それはベースが10進法じゃないんだ。
●デンマークは本当に数学が好きだな……。
↑フランス人みたいに20の倍数にしているんだ。
だから60=3x20 80=4x20
●デンマーク語で90=4.5x20 だね。
●ベルギーやスイスのフランス語話者はフランスと違う言い方なの?
↑ベルギーのことは知らないが、スイスではそうだよ。80は"huitante"、90は"nonante"
↑フランスのネイティブでスイスに住んでいるけど、国ごとの違いはこう。
フランス
90=4x20+10
80=4x20
70=60+10
ベルギー
90=nonante
80=4x20
70=septante
スイス
90=nonante
80=huitante
70=septante
そう、つまりめちゃくちゃ。
●チェコでは90+2と2+90の両方使うよ。
デンマーク式でなくて良かったと感じますが、子供の頃からこうした暗算を繰り返していると数字に強くなるのでしょうか。