「ヌードシーンは児童虐待だった」1968年映画『ロミオとジュリエット』の主役2人が660億円の損害賠償請求…当時15歳と16歳
映画音楽も有名な1968年の大ヒット映画「ロミオとジュリエット」。
主役を務めた俳優のオリビア・ハッセーさん(当時15歳)とレナード・ホワイティングさん(当時16歳)が、ヌードシーンが児童虐待だったと訴えを起こし、物議を醸しています。
credit:Reddit, CBS News.com / Twitter
セクシャルハラスメントや性的虐待を受けたとの理由でアメリカの製作会社パラマウント・ピクチャーズを相手取り、5億ドル(約660億円)を求める訴えを起こしています。
「ロミオとジュリエット」はシェークスピアを代表する作品ですが、性的なシーンも含まれ、当時は大きな話題を呼びました。
未成年だった2人にヌードシーンを強要したのが主な理由ですが、56年前の作品であるだけに、裁判の行方が注目されています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●その映画を中学生のときに見て「うわ、胸!」となったのを覚えている。
↑うちの学校はそういうのは気にもしなかった。生徒16人くらいで「アナコンダ」を見て、濡れた服越しに見えるジェニファー・ロペスのおしりを何度も巻き戻していた。
毎年、中1から高3まで「サイバーネット」を見たし、アンジェリーナ・ジョリーの乳首は学校が認可していた。
↑教師たちが「アナコンダ」と「サイバーネット」の教育的価値をどのように正当化していたか知りたい。
(オリヴィア・ハッセー - Wikipedia)
●オリビア・ハッセーのそのシーンをイエズス会の学校で14歳のときに見た。それも神父が教えるクラスで。
↑そう、間違いなく80年代の中学生のときにこれを見ている。
↑同じく。R指定の映画は許可されていなかったので、当時ショックだった。
↑公正を期して言うならば、イエズス会はカトリックの革新的な分派である。
↑それは認める。イエズス会だった自分は、今はトランスジェンダー。
●担任が「そうだ、あれがロミオのケツだ」と言ったのが、後々まで長く心に残った。
その後クラスのみんなで彼らが何歳か調べて、計算が合わないのでとても混乱した。
↑うちの教師はジーンズやブラを青い紙で作って、ヌードが出てくるとテレビの前をそれでさえぎった。
●同映画でベンヴォーリオを演じたブルース・ロビンソンは後に脚本家や監督になり、「ウィズネイルと僕」では、オープンにフランコ・ゼフィレッリ監督から受けたあからさまなセクシャルハラスメントを表現している。
●なんてこった。それはひどい。彼らが支援や正義を得ていますように。
●次はブルック・シールズだな。
↑10歳でプレイボーイにトップレス姿を出版。「プリティ・ベビー」では12歳の娼婦役で、無人島に漂着する話「青い珊瑚礁」では15歳のときにヌード。彼女は訴えるのかな。
↑カリフォルニアの時効では、デッドラインは2022年の12月31日だった。
↑「青い珊瑚礁」はカリフォルニアでは撮影されていない。
↑そうだよ。聞こえは悪いが彼女は子役時代に性的虐待を受けたと思う。それは悲しいことで、子供たちはこの産業から完全に隔離されるべき。
↑彼女はあまりそのことについて怒っていないようだ。インタビュー記事を読んだが、「それは違う時代だったから」と述べていて、さらに彼女は十分なセラピーを受けたと話していた。全て過去のものとしているならすばらしいね。
●この映画を見せた宗教学校を訴えていい?
●両俳優とも、ヌードシーンのためにプレミアで映画を見ることは許されなかった。でもレッドカーペットは出席させられていた。
↑彼ら自身が若すぎるからと見られないシーンを、彼らにさせるのは超怪しいね。
●ウソはつけないが、10代のときに高校でこれを見たのは強烈だった。彼らのおしりが見えてる時も先生はそのままにしていた。
↑僕の先生もそうだったよ。でも今の生徒に映画を見せるときは、冒涜なシーンのときは飛ばしたり、ミュートにしたりしているよ。でないと今どきの親が異常にうるさい。
●いったい今がその訴訟をすべきタイミングだと、どうやって決めたんだ?
↑カリフォルニアが一時的に時効を緩めた。
時代によって基準は変わるものですが、それで片付けられる問題なのかも含め、どんな判断が下されるのか気になるところです。