「もう普通の仕事では家は買えない…」アメリカ人の嘆きが注目を浴びる
「それほど昔でもない頃に、普通の仕事をしている人が家を丸ごと働いたお金だけで買えたことが、とても奇妙に感じる」
親の世代では当たり前だったのに、普通にまじめに働いているだけではマイホームを持つなど夢のまた夢になってしまった現在。
ただ暮らすことさえ苦しく、少し歯車が狂えばホームレスに転落です。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●うちの母親に、家を買うための必要額を伝えると驚いていた。両親が家を買うための5万ドル(約650万円)を払のに1年かけたと言った。それは38年前。
↑両親は1970年に3万5000ドル(約450万円)で4ベッドルームと2.5バスルームの家を郊外に買った。インフレ率を考えるとその家は2023年では26万4000ドルであるべきだが、最近50万ドルで売れた。もう両親や自分は古い家屋を買えない。
↑なんてこった。
↑両親が1990年に4万5000ドル(約590万円)で買った家が今は30万ドル。他国ではもっとひどいと思う。
●定年でリタイヤした義父は30年間ドーナツのデリバリーをして家を2つ持っている。
↑でも彼はコーヒーのテイクアウトで浪費しなかったのだろう? オレらだって家を2つ買えたが、テイクアウトのコーヒーが美味すぎた。
↑テイクアウトのコーヒー、スマホ、アボカドトースト……多分みんな家を3つ持てるんじゃないか。
●ホームレスのリサーチプロジェクトをしている。最もハッとした統計は、地元の都市(カナダ)では低層の25%は賃貸物件の3%しか住むことができない。5人に1人は100の住居のうち3つしか金銭的に支払えない。
●金持ちが経済システムを操作して庶民の賃金を停滞させ、その盗んだお金でさらに私有地を購入しているのはひどい。
●マイホームを所有することに関して自分は気にしない。アパート、コンドミニアム、総合住宅でもいい。問題は賃貸すら払えないほどきびしくなった。1ベッドルームでルームメイトが1〜2人いるなら、家賃は払える世の中でなくてはいけない。
↑今の賃貸はマイホームのローンより高い。全員が出来るわけじゃないが、私は34歳で実家に戻ることができた。どうにか頭金を貯めること。なぜならもう家を所有するほうが安い。
↑2018年に住んだ1ルームは家賃が900ドルだったが、それが今は1600ドル。
●2001年に彼女とアパートに住んでいたが、その頃は時給8ドルで、彼女は時給10ドルだった。2人で1台の車の支払いをし、多くは残らなかったがそれでも少しは貯金ができた。たまに外食して、コンサートなどに行った。2人ともスマホを持ち、ケーブルテレビと他のちょっとした贅沢も。
今はその同じアパートの家賃がいくらか知らないが、家のローンより高いことはわかっている。最低賃金よりちょっと高いくらいの2人なら、僕たちが20年前にしていたようには暮らせない。全く手がつけられない状態だよ。
↑いい例だな。
●週に1500ドル(約20万円)の収入があるけど、もはや地元の都市に住むのが厳しい。
●オハイオ州コロンバスに買い出しに行ってきた。もはや普通の収入で買える物件は1つもなかった。郊外でも無理。
↑いったい誰のためにあるんだ?
↑投資信託とかで、普通の人がローンで払うより高い家賃を請求するんだ。
↑短期レンタル(Air BB)も多くのエリアで台無しにしているね。
↑幸運にも短期レンタルなどは崩壊しつつあるので、それらの家はまた市場に戻ってくるかもしれない。
●もっと悪いよ。未熟な労働者でも、こじんまりした家とこじんまりした車と小さな家族を自分の給料で養って65歳でリタイヤできたんだ。
●未来へようこそ……全ての夢があまりに高額な場所……。
●父親は教師を引退して、母親は専業主婦で私たちを育ててくれた。祖父母が移民で教育も受けてなかったので、両親には金持ちの両親もいなければ、助けもなかった。でもローンを得て、私が小学生のときには母の夢の家へアップグレードできた。
1人の給与でローンの利率は今より高かったのにである。30年前でさえ人生は簡単だった。インフレは私たちから奪っている。
庶民の暮らしが深刻化しているのが伝わってきます。今後どうなっていくのでしょうか。