がれきの下に17時間…シリア地震で幼い姉が妹の頭を守り続ける
トルコ南部とシリアを襲った地震は死者1万1000人を超え(2月8日時点)、現在も懸命な救助活動が行われています。
シリアでがれきの下敷きとなった幼い姉妹が、17時間ぶりに救出されました。
その間、姉が妹の頭をかばい続けていたそうです。
young girl covering her brother's head while stuck under the rubble after the earthquake : Reddit
This video broke my heart 💔
— Zuher Almosa (@AlmosaZuher) February 7, 2023
The little girl says to the rescuer when he reaches her: Get me out from under this wreckage,sir,me and my sister, and I will become your slave.#earthquakeinturkey #Syria #هزه_ارضيه #زلزال #İstanbul #earthquake #Turkey #PrayForTurkey pic.twitter.com/U9mMrZdROM
がれきの下にはさまれた小さな姉妹。
妹の頭をかばいながら姉が救助隊に伝えた言葉は、
「私たちを助けてください、助けてくれたら何でもします」というもの。
— Zuher Almosa (@AlmosaZuher) February 7, 2023
幸い2人とも救出されましたが、彼女の勇気に多くの人が感動していました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●本当に心が痛む。2人が救助されてよかった。
↑小さな妹の頭を何トンもあるがれきの下で腕で守りながら、かわいそうに。
↑涙が出る。お姉ちゃんだってまだ小さい。なのにそんな守ろうとしているなんて愛情のある子なんだと思う。
●とてつもなく長い17時間だったろう、想像もつかない。
↑あまりにもつらいことだったと思う。自分は良い大人だが、そこにはさまっていると想像するだけで鼓動が速くなる。
↑もしかしたら、二人ではさまったことが助けになったのかも。話す相手がいるのは心理的に大きい。とても寒い時期だから体温を保つ助けになったかもしれない。
↑小さいから助かったのもある。大人だったら潰れていたと思う。
●かわいそうな子供たち。トラウマになったに違いない……彼女たちの両親が無事であることを祈ります。
●目に疲労が見える。どれほど恐ろしい体験だったのだろう。
↑良い食事と良い眠りにつけますように。
●自分は10時間働いているだけで永遠に感じる。そんなところに17時間もはさまっているところが想像もつかない。
●トルコやシリアの人々にドイツから愛情を送ります。
●トルコだけで7500棟の建物が崩れた。たいていは6階建ての複合住宅。まだ数千人もの人ががれきの下敷きになって38時間になる。都市全体が身動きとれず救助のマンパワーが足りない。
●2人とも回復している様子が確認できてよかった、幸運だった。
↑ほんとに。
●彼女たちを助けずに写真を撮ってると文句を言う人たちへ。
この写真は人々の同情を引く。それが食糧やシェルターなどの寄付となる。
この子たちの本当の問題は解放されてから。シェルターや食糧が不足した地域で、凍てつく気温と破壊されたインフラだけがある。
両親は亡くなっているかもしれない。裕福な国から長期的な援助を必要としている。
写真家は被災者の今後のために撮影している。
●(投稿者)この写真はシリアで撮られた。悲しいことに現在のところ、アメリカの制裁法「シーザー法」やアサド政権のボイコットなどの事情から、あまり多くの援助を得られていない。
↑なぜそこの件について、あまり話題になっていないのか不思議に思っていた。こういうときは人道的に中立で助けるものじゃないの?
↑NPR BBCのラジオを聴くアメリカ人として、シリアに無関心な人々にイライラしている。このレベルの地震は、特に後進国では本当に過酷で胸を痛めている。それが何の助けにならないのも悲しい。
救助活動は難航していますが、1人でも多くの命が助かることを祈ります。