「失くなったスーツケースの紛失防止タグを確認したら…チャリティに寄付されてる!?」根性で取り戻したカナダ夫婦
ハネムーン帰りの空港で、預けたスーツケースが戻ってこなかったというカナダの新婚カップル。
そんなこともあろうかと、Appleの位置情報を確認できる紛失防止タグ"AirTag"を荷物と一緒に入れていたそうです。
さっそく場所を特定してみたところ……。
Couple used Apple AirTag to track luggage, found it was donated to charity : Reddit
ギリシャのハネムーン旅行から、モントリオール経由オンタリオ着の便で戻ってきた新婚夫婦。
オンタリオで受け取ることができず、"AirTag"をチェックしたところ、位置情報が示した先は経由地のモントリオール空港。
カナダ航空にクレームを入れると「スーツケースは紛失しました」と言われ、最高補償額の2300ドル(約30万円)が支払われました。
その後も位置情報はモントリオール空港の倉庫から動かず、1か月ほど経過して、ようやく移動を始めます。
向かった先は、全く別の会社が所有する倉庫で、所有者の見つからないままのスーツケースは一定期間保管された後、チャリティに寄付される仕組みとなっていました。
夫婦は警察の協力のもと倉庫を開けてもらい、紛失から4か月後、ついにスーツケースを取り戻すことに成功しました。
紛失防止タグがあってこそと思えばテクノロジーの勝利と言えるでしょう。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●「その倉庫には床から天井まで、壁から壁までのスーツケースがあった」とのこと。
彼らが数か月後にスーツケースを取り戻せたのはAirTagと忍耐力のおかげで、それほど幸運じゃない人には厳しいかも。
↑率直にAirTagはAppleが作った最も便利な製品だと思う。
●それはつまり、その安いタグが取れたりトランジットの最中に外れたりしたら、航空会社はあきらめるし、客はすべてを失うし、もしかしたら2300ドルが支払われるってこと??
それはを受け入れ難いな。
↑何週間も何か月も待たされた上でって部分が抜けてるよ。でもそうだね、それが一般的な考え方。
↑これが自分の荷物にタグを入れなきゃならない理由だ。彼らに所有者を探す能力が無いのは真実で、タグだけが頼り。
だが個人情報を悪用される話も聞くので、自分は名前、都市名、電話番号までは書くが住所はタグにはつけない。
●自分の少ない体験(2回)からすると、スーツケースが戻ってこないのはそこまで一般的ではないと思う。見つかるまでに時間はかかるし大変だが、ほとんどのスーツケースは最後は所有者に戻る。
↑自分は5回紛失したが、いつも数日で家にやってくる。最低だがスーツケースが戻ってこなかった人を自分は知らないね。
●世界中をいろんな航空会社で飛び回っていて(ライアン航空やイージージェットのような格安も含む)、今ままで紛失したのは1度だけで、それも翌日に届いた(マドリード)。
つまり言いたいのは……いったいどういうこと?
●他のサービスが、空港レベルの運営だと想像してみよう。
「荷物や駐車場に追加料金を請求しますね」「すみません、1日遅れます。床で寝ていただかないといけません」「あなたの持ち物をすべて失くしました。どこにあるかわかりません」
↑飛行機のためにあきらめるものは多い。
貴重品の自衛には、盗難防止タグの上手な使い方は必須スキルになっていくのかもしれません。