「ハンマーを使った『火おこし』の方法があるって知ってた?」想像と違う発火法
災害時や遭難時、またはアウトドアキャンプなど、人生のどこかで「火おこし」をする機会があるかもしれません。
木の棒と板(摩擦式)、火打石(火花式)などが有名どころですが、ハンマーを使って発火させる方法が話題を呼んでいました。
How a hammer can generate enough heat to start a fire. : Reddit
@tomkovlebduka ? p?vodni zvuk - Toma? Kova? Lebdu?ka
思っていた方法と違った!
叩いて発火するのは木材ではなく、後半の金属でした。ハンマーなので火花式かと思いきや、これも摩擦式の一種なのだとか。
強打による摩擦で金属が高熱を持ち発火しているとのこと。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ガチでその木材チップを炎が吹き出すまで叩き始めるのかと思った。
↑そうだよ……オレらはバカだよな?
↑今日、自分は賢くないと知った。
↑ああ、でも何かを学んだので、賢くなったんだよ。
↑同じく木材を叩く回数を数えていて、ある一定数を超えて叩くと炎が吹き出すと身構えていた。
●指の近くをそんな風にハンマーで叩くのは不安になる。
●彼の指は外傷を経験してるな。
↑自分は工具箱につまずいて、もうちょっとで小指を失うところだった。指は治ったがそれ以来同じではない。
↑彼の耳がかわいそうに思う。
↑そうだよ……鍛冶屋は耳が不自由だよ。
↑ハンマーの重要なところは、迷いなく振り降ろすことで怖がっていてはいけない。いつかは当たるが上手くなる。
●紙が燃え出しても手で扱っているのに驚いた。そこで彼が鍛冶屋だということを思い出した。日常的に鉄工所で赤い熱いものと仕事をしているのだろうな。
↑鍛冶屋ではなく元シェフだが、熱を取り扱う仕事をして何度もやけどしていると、そのうちあまり感じなくなる。
元パートナーは私が素手で熱いトレーをオーブンから取り出したのを見て恐怖した。一瞬だから大丈夫だけどね。
興味深いことにシェフを3年前にやめたら感覚がまた戻ってきた。熱い皿はナプキンが必要で、もうオーブンのトレーを触るなんて夢にも思わない。
↑ピザのシェフとして似た体験がある。仕事を辞めて1年になるが、前のように熱いものを扱えなくなった。
↑人間の適応力ってクールだね。
●チキンとか叩いて調理できるの?
●摩擦は熱を生み出す。金属は分子の密度が高いのでハンマーで叩くとそれらがこすれあって熱を発生させる。銀器とか針金を何度か曲げてその部分を触ると、暖かくなっているが同じこと。
●熱力学の最初の法則:「エネルギーは作ることも破壊することも出来ない。それは1つの形状から別の形状へ移動するだけである」
このケースでは運動エネルギーが熱エネルギーに変わった。
↑技術的には同じことを、金属に大声で怒鳴って成し遂げることができる。
↑そう、だが音響エネルギーは……えっと…そう簡単にフォーカスできないことで知られている。金属が火を起こす温度になる前に家が破壊される。
●よし、どこかに転がっていた金床を出してくる。
サバイバル中にハンマーがあるかは疑問ですが、知っておいて損のない知識ではあります。