「かつてアメリカが行った核実験の放射線物質の保管施設は…太平洋に漏れ出してるって知ってた?」海外の反応
1946年から1958年にかけて、米軍はマーシャル諸島のビキニ環礁とエニウェトク環礁で67回の原子爆弾と水素爆弾の核実験を行いました。
その際に発生した放射性廃棄物が保管された場所は、マーシャル諸島のルニット島に建設された「ルニット・ドーム」と呼ばれる施設です。
ルニット・ドームはエニウェトク環礁のルニット島にあり、1958年の核実験「カクタス」によってできたクレーター跡を利用して設置されました。(別名カクタス・ドーム)
面積は7万3000平方m。保管されたものには地上で最も有害な物質「プルトニウム239」も含まれています。
コンクリートの耐用年数は最長でも100年であり、既にドームにはひび割れが見られ、また、その建設地である島の土壌は浸水しやすいため、海中に汚染物質が漏出していることが確認されています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●オクラホマ育ちだけど、マーシャル諸島から移住してきた人の多い地域だった。どうやらこの実験の後、政府が彼らの多くを立ち退きさせたらしい。
↑政府関係者1:我々は褐色の人々から土地を奪うので、彼らをどこかへ送る必要があるんだ……。
政府関係者2:新聞から目をそらさずに。オクラホマ。
↑この美しい島に住んでいて、軍隊に家族全員を捕らえられ、タルサ(オクラホマ州で2番目の都市) に移されるのを想像してみて。
↑彼らを気の毒に思うよ。ずっとタルサに嫌々住んでいるが、一生抜け出せない気がする。
↑高速道路で「このまま走り続けよう」と思ったことはない?
「自宅や職場の出口へ向かわずに、このまま運転を続けるんだ。何時間も離れた土地にたどり着いたら、そこで生活を始めればいい」
↑叔父は80年代にそれを実行したよ。車に乗って計画も目的地もなく、ただ西へ向かって走り始めた。するとユタ州で車が故障したため、彼はアパートと仕事を見つけて暮らし始めた。1年ほどして、モルモン教徒が州のすべてを支配していることに嫌気がさして、舞い戻ってきた。
●想像してみてくれ。
嵐を何とか生き延びて、船はボロボロになり、木の板の上に浮かんでいるんだ。足はふらつき、サメに襲われないように必死に蹴りながら、雷がゴロゴロ鳴り響いていた。
でも、ついに島に漂着して「やっと安全だ」と神に感謝する。そしたら、この島がたどり着いた場所だったんだ。
●Wikipediaより
「しかし、ドーム周辺の土壌は、収容物よりも汚染が激しいことが分かっています。だからといって、ドームが破壊されても放射能レベルが上昇することはあり得ません。1970年代の洗浄作業では、エネウェタック環礁の超ウラン元素廃棄物全体の推定0.8%しか除去できなかったため、構造物を囲む土壌とラグーン水は現在も、ドーム自体よりも高いレベルの放射能を含んでいます。もし完全に崩壊したとしても、地域住民や海洋環境に届く放射線の量は著しく変化しないでしょう。」
ドームのひび割れが問題ではないようだ。
↑そして、同じWikipediaの記事から。
「コスト削減のため、当初の計画であった多孔質の底部クレーターにコンクリートを敷き詰める案は放棄された。クレーターの底は透水性のある土で構成されているため、ドーム内には海水が入り込んでいる」
つまり......99.2%の廃棄物の残骸がドームの外にあり、環礁のあちこちに広がっている。そして、ドームの中にある0.8%は、建設された日から海水に溶け出している。
ドーム建設はパフォーマンスだったようだ。ドームに問題が起きても、状況を悪化させることができないので、あまり心配はない。
↑「おいおい、床にコンクリートを敷き詰めるべきか?」
「どれくらい高くなるんだろう?」
「ちょっとだけと思う」
「じゃあ、いらないな」
●トリビア……予想通り、建設や清掃を手伝った陸軍兵士の多くに健康問題が生じた。ガンで死亡した者もいた。アメリカ政府は作業と健康問題には何の関係もないと主張し、補償を拒否している。人生における不幸な偶然の一つだと思う。
↑(投稿者)その通りだ。島の住民もね。ガン、失明などが起きたが。
●もっと最近の写真があったよ……人が上に乗っている。
(Google Image Result)
サイクロン等の災害によって施設が破損した場合、汚染物質が大量流出する危険性を指摘されているとのことです。