2023年03月13日 22:07

「シリコンバレー銀行の破綻が大ニュースになってるけど、実際どれくらいの規模なの?」→ひと目でわかる比較

 

シリコンバレー銀行の破綻の規模00
シリコンバレー銀行が破綻したことが、世界中で大きく報道されています。

過去最大の銀行破綻は、2008年のリーマンショック時のワシントン・ミューチュアル銀行だとのこと。

それと比べてどうなのか、2000年以降に破綻した銀行の規模感がわかる図をご覧ください。

シリコンバレー銀行の破綻の規模01
(credit:Reddit/pranshum

ワシントン・ミューチュアル銀行といい勝負……。

3番手以下に大差を付けた大きな破綻であることがわかります。大きく報道されているのも当然と言えるでしょう。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●わかりやすい!! 日付を入れて、時期か大きさで色を付けたい。

●2週間ほど前、シリコンバレー銀行に就活して落とされた。自分の管理下だったらこんなことにはならなかったのに。

↑おまえを信じるよ。愚かなシリコンバレー銀行め。

↑実は、自分も1週間前にインターンシップに応募したけど落とされた。今となってはよかったと思う。

↑愚かだよな、もっと上手くやれたろうに。

↑(落とされた)われわれの貴いマインドが、銀行を救うために必要なことだったんだ。
●公平な比較とは言えないね。今日の1ドルは2000年の1ドルよりもずっと価値が低い。

●インフレ率を考慮すると、シリコンバレー銀行の2090億ドルに対し、ワシントン・ミューチュアルは4270億ドル。

↑「シリコンバレー銀行の破綻は世の中のみんなに影響する大事件だから、政府が救済するように支持しよう」と思わせるために、ソーシャルメディアで大々的に宣伝しているんだ。

↑みんなじゃないよ。シリコンバレー銀行と取り引きしていた企業に雇用されている10万人以上の人たち。

↑商業銀行について全く理解していない人たちが、これを世紀の大犯罪だと思い込み、ソーシャルメディアで大々的に宣伝しているんだ。

↑シリコンバレー銀行の資産が整理されれば、預金者の8〜9割のお金は回収できるだろう。問題は今すぐ回収できるか、半年後に手遅れになってからかというところ。

●リーマン・ブラザーズは銀行としてカウントされないの?

↑リーマン・ブラザーズは金融サービス会社だったからね。財務省は破綻したノンバンクを救うために必要な規定がなかった。TARP法(※)が必要になったのはそのため。
(※「資産買収プログラム法」"Troubled Asset Relief Program"。金融機関や保険会社などの大手企業に対して、政府が資本注入や債務買い取りなどの支援を行うことを可能にした)

●そんな金額の損失を出す機会が自分にも欲しい。

↑彼らは実際にはその金額を失っていないことに留意して。
失ったのは流動性があるもので純資産ではない。そのドルの大部分は、彼らが保有する債券が満期を迎えることで回収されるが、銀行運営中にはそれにアクセスできなかっただけだ。

●資金の大半は、銀行からの資産売却で回収できるだろう。
問題は時間。銀行の口座や資産を見直し、資金を放出するには時間がかかる。シリコンバレーバンクに資金がある多くの企業は、それまでに複数の給与を支払う必要があり、FDICが保証する25万ドルを上回る可能性が高い。


今後どのような影響が出てくるのでしょうか。

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