2023年04月18日 22:58

「救急の到着まで90分も!?」心停止の男性を20人がリレー方式で心肺蘇生法を続ける

 

心肺停止の男性を90分リレーで蘇生
心停止した場合、救急が駆けつけるまでに1秒でも早く心肺蘇生法を行うことが重要です。
(※救命率:3分以内は75%、5分は25%、8分以上は絶望的)

アメリカ・ミネソタ州のスーパーで男性が心停止状態になったのですが、そこは救急が到着するまで90分以上もかかる農村でした。

すると住民20人がリレー方式で順番に心肺蘇生法を行ったそうです。

when a man had a heart attack at a grocery store in rural Minnesota : Reddit

ABC Newsによると、救急のヘリコプターが到着したときには、20人が列を作り、順番に90分以上も心肺蘇生を続けていたとのこと。

担当医は男性が助かったのは心肺蘇生のおかげだと述べています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●一列になった人々が、自分の番が来るのを辛抱強く待ちながら、60秒間ずつ心肺蘇生を行う光景が目に浮かぶね。

↑昔、ボーイスカウトでCPR(心肺蘇生法)の訓練を受けたとき、手首や背中から力が抜けることに気づいた。目の前の人が死にそうでない限り、一度に数分以上この姿勢を取り続けたくはない。胸骨圧迫を交代で行うのは本当に役立つ。

↑チームワークの良さもあってこそ正しくできる。他人に誠実であり続けること、そして休憩が取れること。

●人命救助がチームスポーツとなるとき。

↑90分の心肺蘇生をするためには、ぜひともチームが欲しいところ。平均的な体格の人なら5分程度の圧迫でもかなり疲れる。

↑もし、あなたが心肺蘇生法を知っていて、誰かが先に始めた場合は、そばにいて手伝ってあげてほしい。疲れたら、すぐに誰かに助けてもらうのが理想的。自分が倒れたり、間違った心肺蘇生法を行っても、何の役にも立たない。
また、救急車が来ることが明示されていない限り、必ず救急車を呼ぼう。
「誰かが呼んだに違いない」はよくあるミスなので、大声でみんなと確認しよう。救急隊が到着時間を教えてくれるなら、それも知らせよう。

↑誰か特定の人を指差して……「あなた、救急に電話して」それが一番確実な方法。

●参考までに、心臓発作と心停止は同じものではない。この男性は心停止を起こした。心臓発作が原因の心停止もあるが、すべてではない。

↑そして、人は気づかないうちに心臓発作を起こしていることがある。必ずしも心臓が止まるわけではない。


幸いなことに男性は10日で退院し、すっかり健康になったと感謝を述べています。

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見
 
コメント欄を表示する(1)
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。