「金持ちを優遇する経済理論って…実際はこういう事だよね?」シャンパンタワーで説明した図
トリクルダウン理論とは、お金持ちがさらにお金持ちになると経済活動が活発になり、お金持ちではない人々にも恩恵が「トリクルダウン(滴り落ちる)」すると主張する経済理論のこと。
シャンパンタワーで表現されることもあるようですが、「実際はこうじゃない?」とわかりやすく示した図が人気を呼んでいました。
一番上が、トリクルダウン理論で期待されるシャンパンタワーの図。てっぺんのグラス(富裕層)がうるおうと、中間層や貧困層まで滴り落ちるという主張。
でも庶民の実感するところは下の図で、一番上のグラスばかりが大きくなり、いつまで経っても下には回ってもこない……。
なかなかつらい現実です。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●唯一足りないのは、一番上のグラスが大きくなりすぎて、小さいグラスが全部割れてしまうオチ。
↑そう、底辺は床にぶつかって砕け散る。もっと世界はフランスの抗議文化に学ぶべきだ。ハイパー資本主義者の豚どもはクソだ。
(※フランス政府の年金制度改革に激しい抗議デモが起きたばかり)
↑殺人に抗議したときに警官に何をされたか覚えてないのか? フランスのような抗議は大虐殺になるんだ。さらに我々の3分の1が警官の味方になる。
↑組合が設立された当初はそうだった。改革は血で描写される。
↑そう? 我々は、先祖が労働者の権利を確保するために警官や私兵に手製のパイプ爆弾を落としたことを忘れている。もし本当に物事を変えたいなら、命を賭ける必要がある事を認識しなければならない。
↑いつも言っているが、彼らはデモなど気にも留めず、ストライキを不可能にするような法律を作るだけだろう。
●参考までに、「トリクルダウン理論」はもともと軽蔑の言葉である。
レーガンの政策を批判するために使われたが、共和党は恥知らずなので、それをそのまま受け入れて、金持ちが貧乏人に小便をかける比喩を好んだ。
●このコンセプトを現実の生活に適用すると奇妙なことになる。
トップの資本所有者がお金を手に入れ、それを(同じく資本所有者である)サプライヤーや従業員に渡し、その従業員が資本所有者から物を買う。
どのレベルでも、お金は企業や他の資本家の懐に還流している。トリクルダウン(滴り落ちる)ことは不可能であり、ほんの一時的にトリクルダウンするとしても、それは文字通りトリクルに過ぎない。
●ねずみ講と変わらない。
●決してうまくいくはずがなかい。
●最初の写真は、すべての人のグラスがまったく同じ大きさで、同じように満タンになる機会が与えられていると仮定したもの。もちろん、それは絶対に真実ではない。
↑貧乏に生まれた人には、底に穴のあいた小さなワイングラスが似合うだろうね。
トリクルダウン理論は信頼できないと考える人がほとんどのようです。