「国連が『食糧の権利』の投票をしたら180か国が賛成で、2か国だけ反対を表明した…」海外の反応
国連がとくに重視している権利のひとつに「食糧の権利」があります。
心も身体も健康に生きるために必要な、もっとも基本的な人権だとみなされています。
2021年に、国連委員会の「食料への権利」に関する草案に180か国が賛成したのですが、反対する国が2か国だけあったと、海外掲示板で注目を集めていました。
なんと反対に投じたのはアメリカとイスラエル。
ほぼすべての国が当然の権利としている中、その2か国だけ例外的に反対の立場を取ったとのこと。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この投票はいつ行われたんだい?
↑2021年11月9日
(Haq's Musings: US Says NO to Food as Human Right While Afghanistan Suffers Under Sanctions)
↑なんてこった。60年代のことかと思ったのに。
↑1時間前に起こったことでも驚かないさ。
↑もう自分はあまりに歳を取りすぎて、2021年と1時間前は同じ。1960年と2060年でも同じ。
↑ブラジルが「イエス」に投票したことに驚き。
↑それは当たり前の権利だからだよ。それに反対票を投じるのは、よっぽどひねくれた儲け主義の人間しか考えつかない。アメリカの反対理由を読んだらもっとひどいよ(笑)
1.農薬の使用をやめたくない。
2.知的財産権を守るために農業技術を共有したくない。
3.食品貿易によって得られる価値を減らしたくない。
4.我々は、他国への援助・支援が国際問題になるとは思っていない。基本的に、何が人権で何が人権でないかは我々が決めることであり、誰も我々の考えを変えることを強制することはできない。言い換えれば、貧乏人はくたばれ、我々に金を寄越せ。
↑2番がめちゃくちゃだよ。より多くの人を養える知的財産を貯め込むことを想像してみて。金を払うか餓死するかだ。これは3番と4番にも言えること。
●実際のところ、どうやってそれを施行するの? 配給制?
↑多分、すべての人に食べ物を与えるのではなく、「誰かが食べ物にアクセスするのを妨げてはいけない」ということだろう。言論の自由と同じで、話す必要はないけれど、それを止めてはいけない。
●まあ、何かを人権だと宣言したからといって、それが魔法のように欠乏から免れるわけではない。
●「賛成派」はみんな、賛成はするけど何もしない。
追記)ついでにいうとアメリカは世界1の食料援助国で、結構やっている。
(Top countries for Total Food Aid)
↑わお、1位どころか、過半数をあげているんだ。他のすべての国を合わせたよりも多い。
↑アメリカは世界一の食糧輸出国であり、複数の飢饉を食い止めたり、援助してきた(北朝鮮、ソマリア、ケニア)。アメリカは食料問題を解決するために、賛成票を投じた大多数の国よりもはるかに多くのことを行っている。
アフガニスタンなど政治的な情勢も絡んでいるとのことです。