「物忘れがひどくなった老夫婦が医者からアドバイスをもらったら…」というお話
物忘れがひどくなった老夫婦が、病院で診てもらうことにしました。
すると医者からは、「忘れないために物事をメモするように」とアドバイスを受けたのです。
帰宅してから、妻は夫にあるお願いをしました。
妻「アイスクリームをボウルに入れて持って来てくれないかしら、そうね、メモした方がいいと思うわ」
夫「いや、おまえがアイスクリームを食べたいと言ったことくらい忘れないよ」
妻「やっぱり、ホイップクリーム入りのアイスクリームがいいわ、メモしておいて」
夫 「いやいや、わしは忘れないよ。おまえがホイップクリーム入りのアイスクリームが食べたいことは」
妻「ああ、ホイップクリームとチェリーが乗ったアイスクリームがいいわね、メモしておいて」
夫「いや、大丈夫だって、アイスクリームにホイップクリームとチェリーをのせたボウルが欲しいんだろう？」
夫がキッチンにアイスクリームを取りに行くと、かなり長い時間そこにいました。
30分以上して、ようやく戻ってきた夫は、卵とベーコンの入った皿を手渡しました。
しばらく皿を見つめる妻。
夫を見て言いました。
「あなた、トーストは？」
教訓：物忘れも夫婦そろって悪化すると、案外うまくいく。
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