ドイツの貧困学生「この2年間スーパーで万引きしていた。今日、全額を弁償するため店長と会った…」→気になる顛末
貧困から2年に渡ってスーパーマーケットで万引きを働き続けていたという、ドイツの大学生。
良心の呵責にさいなまれた学生は、就職後に盗んだ分のリストと現金を持って店に返しに行ったそうです。
その一部始終を、海外掲示板で告白していました。
「大学最後の4学期は、ドイツのスーパーマーケットで万引きしていた。
罪悪感があったので、盗んだ品はいつもGoogleキープに書き留めていた。先週の日曜日、丸一日かけて盗んだ全品を、巨大なエクセルファイルにまとめた。
「今なら(8月から)給料のいい仕事に就いたので返せる!」と思った。そして今日、ATMで現金971ユーロ(約15万円)を引き出した。あまりの金額の低さに驚いた。
万引きしたスーパーマーケットに行って、陳列中の女性に店長に会いたいと伝えると理由を聞かれたので「万引きをした」と答えた。
連れて行かれた別室で待つように言われ、店長が来るとプリントアウトしたエクセルと現金を渡し、洗いざらいを話した。
店長は自分が盗んでいたことは知らなかった、万引き犯は何人か捕まえてきたが、それでも在庫と合わないことは気が付いていた。
店長は感謝してくれて、待つようにと言った。30分ほど不安を抱えて待っていたが、ほっとした気持ちになった。
店長は2人の警官を連れて戻ってきた。話したことが真実か尋ねてきた。少しためらったけど、店長が既に会話を録音していると言ったので「はい」と答え、すべての書類にサインさせられた。
現在、卒業後に得た仕事を失うことと、懲役刑を覚悟している」
正直に自白して弁償したことに免じて、許される……と言ったことはなかったようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●あなたは、この世のすべての弁護士にとって、絶対的な最悪の敵である。
↑「……それでも在庫と合わない」
大型小売店で働いたことがある人ならわかると思うが、在庫が合うことはないし、これからもない。
↑うん。ドイツのスーパーマーケットは規模が小さいのかもしれないが、アメリカで何度か働いたときは在庫は常に合わなかった。万引きやスキャン漏れは完全になくすことは出来ないけど減らすことが重要。賞味期限切れが間違って記録されていたり、まったく記録されていなかったり、陳列棚の下に商品が落ちたり、変な場所に商品が保管されてカウントされていなかったり……などなど。
私の経験上、万引きを店長が厳密に把握しているかは疑問。
●匿名でやるべきだった。匿名で盗んだのだから、匿名で返済すべきだった。
↑ホッチキスを探している不満を持った従業員が、現金の入った封筒を見つけ、建物に火をつける前に奪ってしまうかもしれない。
↑でも、どうすればいいの? 現金の入った封筒をその辺に置いておいても、適切な人の手に渡るとは限らない。
↑エクセルシートと現金を封筒に入れ、内容を説明する手紙を添えて郵送するか、宅配便で店長に渡す。
↑それはおそらく、経営者のポケットに「ボーナス」として直接入る。
↑そう、だから何? 彼はお金を送り返して説明した。彼は本当にする必要のないことをしたんだよ。 2年間で971ユーロというと、1日1.33ユーロ(約200円)で、どの店だろうと許容範囲レベルをはるかに下回る。その程度の損失は、店にとってはまったく痛手ではない。月単位で見れば、もっと無駄なお金を失っている可能性が高い。
↑その通り、投稿者は別の方法で支払うべきだった。例えば、971ユーロ分の食料品を買って、次に同じ境遇になる人のためにフードバンクに寄付するとかね。そうすれば、少なくともお金は良い方向に使われる。経営者の懐を潤すのは経営者を助けるだけだ。でも、投稿者を責めるつもりはない。正しいことをしようとしていたのだから。
↑参考までに、食品を寄付するよりも、フードバンクにお金を寄付した方が良い。フードバンクは購入する食品を割引してもらえるので、あなたが食品を買いに行くよりも助かる。
●ああ、バカなことをしたね。でも、世の中の逮捕の中で最もバカな方法ではない。
↑お気に入りのおバカな逮捕エピソードは、高校の卒業式に飲酒運転をして、雑な駐車をした車にぶつかり、腹いせで相手のドライバーを警察に通報した人。
どちらの車にも被害はなかった。そいつはただ酔っぱらっていて、下手くそな駐車をしたドライバーに嫌がらせをしたかっただけ。その結果、飲酒運転で罰された。
↑当然の報いってあるんだな。
●爆笑……
1.貧乏なので食べ物を盗む。
2.利益を得る。
3.利益を得るために、お金を稼ぐ。
4.すべての犯罪を自白し、自分を有罪にするのに十分な証拠を提出する。自白にサインする。
5.刑務所に入り、職を失う。
6.また貧乏になる……。また食べ物を盗む。このサイクルを繰り返す。
↑次は別の店を探さないとね。
↑警察は、すべての事件がこれほど簡単であってほしいと願っているに違いない。手錠も持参するとさらによし。
↑この話はあまりにドイツ的。
●罪を認めて、それを許されると期待する純真さがうらやましいほど。
↑犯罪者がみんな彼のようだといいなと思う。そうしたら子供の頃、5種類以上の自転車を盗んだ奴らをボコボコにできるんだが。
↑5種類? 招待状でも送ってるのか?
●前科がない場合、ドイツで万引きをしても刑務所に入ることは絶対にない。通常、罰金と社会奉仕活動を受けることになる。自首だったのであれば、なおさらである。
いろんな意見があるかと思いますが、投稿者が更正できる未来はあるのでしょうか。