2023年07月05日 13:05

ケガした女子ハードル選手の代役に「砲丸投げ」の選手が出場し称賛を浴びる…ベルギーの降格を防ぐため

 

砲丸投げの選手が代役で女子ハードル走に出走
ヨーロッパ陸上競技選手権の女子ハードル100mで、ベルギー選手2人がケガで出場できなくなる緊急事態に。

参加するだけでポイントが稼げるルールの中、ベルギーは2部降格を争っている状況でした。

やむを得ず代役を買って出たのは……なんと砲丸投げの選手だったのです。

Reddit/Soloflow786


#Belgian #Shotputter #JolienMoumkwo stands in & competes in the #100mhurdles at the #europeangames - YouTube

一番奥で走っているのが、本職は砲丸投げのジョリアン・ブームクォ"Jolien Boumkwo"選手。

結果は見ての通り、19秒遅れの32.81秒でしたが、ケガのリスクを負わないように、あえてジョギングをしたとのこと。

彼女の出場によりベルギーチームは2ポイントを獲得しました。

ベルギー国内では砲丸投げ優勝12回の実績を持つ彼女ですが、「これほど有名になったのは初めて……本当にクレイジーよ」と語っています。

また、自分の映像を見て、「脳内ではもっとエレガントだと思ったけど、自分の走りを誇りに思う」と感想を述べています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●出場すれば降格を防ぐための簡単なポイント(完走した場合は1ポイント)が手に入った。ちなみに彼女は2点獲得した。1点は完走したから、もう1点は最後から2番目だったからだ。(他の選手が失格になった)
結局ベルギーチームは合計ポイントが足りず降格したが、それは彼女のせいではない。

↑説明をありがとう。なぜ彼女が走る必要があるのか、(他の選手に勝てそうになかったので)混乱していた。

↑自分もクロスカントリースキーのレースで同じようなことをしたことがある。現地で観戦していたら、知り合いの地元チームがメンバー不足に陥った。最低4人いないと失格。
そのためスキーを借りて「レース」に出た。最も遅いスキー走者だ。5kmコースであまりに遅かったので、ルート係員は私がまだ向かっているか確信が持てなかった。
だが少なくとも結果を残した。チームで一番遅いタイムはカウントされないルールだったので、完走だけが必要だった。2度とレースには出ないけどね(笑)

↑最終的にあなたがオリンピックに出場することにつながらなかったのは、ちょっと残念。「実話に基づく」映画としては最高だっただろう。

↑1900年だったと思うが、オリンピックのボート競技のチームに舵手がいなかった。彼らは群衆の中から最も身軽な子供をつかまえてメダルを獲得したが、その子供はセレモニーの前に群衆の中に消えてしまい、そのメダルは今日に至るまで請求されていない。

●アンドレ・ザ・ジャイアントがトップロープを踏み越えるように、彼女がハードルを踏み越えていくのを、喜ばしく見つめた。
それから、彼女の完走をいち早く祝福した他の競技者も好きだ。

●全力で走らず、軽めのペースで走っているのは、それが彼女のコーチによる出場条件だったからだよ。彼女はまだ自分の種目を終えておらず、筋肉を痛めたりするのを避けたかった。

↑これ!
スポーツAで最高のコンディションを保っているエリート選手が、突然スポーツBに転向するのはケガの元なんだ。彼女がその気になれば、もっといい走りができたはずだがケガのリスクが大きい。

●真のアスリート。勝つためだけでなく、競い合う。でも、彼女にとってはぎこちなかったに違いない。

↑彼女はパワフルなアスリートのようだ。彼女の挑戦はすばらしいね。

↑彼女はオレごと投げられそう。間違いなく砲丸選手としてすばらしい肉体を持っている。そしてチームのために名乗り上げたのはすばらしい。

●ベストを尽くしているよ。次はそのハードル女子たちと砲丸投げで競わせよう。

●出場前の笑顔がいいね。

●人柄がにじみ出ている。


残念ながら降格は防げなかったとのことですが、彼女のチームスピリットはベルギー国内だけでなく世界中から称賛されています。

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