ノルウェーで世界最大の「リン鉱石鉱床」が発見される…50年分のEVバッテリーや太陽光発電の世界需要を満たす
巨大な地下鉱床には771億トンのリン鉱石が眠っており、少なくとも世界需要の50年分を賄える量なのだとか。
リン鉱石の生産量が激減して国際価格が急騰していただけに、EUでは朗報として歓迎されているいとのこと。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●世界のリン鉱石の確認埋蔵量が2倍に増えたそうだ……なんてこった。
↑モロッコは本当にひどい1日を過ごしている。モンゴル国営のリン鉱石会社を収入源として大いに期待していた。
↑モンゴルのリン鉱石の埋蔵量は世界の半分にも満たないのか、しょぼいな。
↑モロッコはリン鉱石だけで超大国になるはずだった。今、彼らは地球上で2番目に大きなリン鉱石埋蔵量を持つに過ぎない。
↑モロッコはゆっくりと経済成長をさせ、常に多角化を進めてきたので、この件はモロッコにとってプラスになると思う。他の多くのアラブやマグレブ諸国と違い、資源に関しても、太陽光発電を作って販売するようになっている、現在モロッコとイギリスを結ぶパワーパイプも建設中だと思う。
また、さまざまな面で、アフリカの主要なハブとなりつつある(すでにそうだが、更にその地位を高めようとしている)
他にも多くの大規模プロジェクトや小さくても多角的なプロジェクトがある。
●さて、彼らがそれを国有化し、その収益を国民の将来のために有効に使われるのを見届けよう。
↑この鉱床を発見した企業はすでにノルウェー政府に、国と国民にとって最良の結果を確実にするために、この鉱床を規制するための協力を要請している。
アメリカ人の私にとっては、夢のような話だ(笑)
↑これ以上ないくらい素晴らしい国だね。
↑全くだよ。ノルウェーのソブリン・ウェルス・ファンド(※)は、各国がどのように天然資源を管理すべきかを示す最良の例のひとつだね。
(※国家の金融資産を積極運用する政府系ファンドのこと)
●なんてこった、ノルウェーはまた天然資源の大当たりを引き当てたな。
●これはみんなにとって本当に良いこと。多くの国にとって、モロッコ依存度が高くなるリスクがあった。
●よし、次はリチウムでお願い。
↑それはスウェーデンで1月に起こっている。
(※スウェーデンの鉱山会社"LKAB"は、EVや風力タービンに使用される100万トンのレアアース酸化物を発見)
↑あまりに不公平だ。なぜ私たちフィンランド人はこのようなクールな天然資源を見つけられないのだろう?
(スカンジナビア半島の)他の国は良いものばかりを手に入れたのに、この国では木と、それほど価値のあるものでもない派手な岩(花崗岩)の2つの鉱床だけだ。
●資源も健全さもあるなんて、クソラッキーな国なんだ。
↑そしてたった500万人しかいない。
↑なんてこった。
圧倒的多数の人々は、リン鉱石不足という現在の状況がどれほど悲惨なものなのか、まったく理解していない。
これは、水曜日に腎臓移植が必要であることを月曜日に知り、火曜日に冷蔵庫で腎臓を1つ見つけたようなものだ。いったいどういうオッズなんだ。
●ノルウェーは当面、世界で最も豊かな国であり続けるであろう。
サウジアラビアやベネズエラと違って、ノルウェーには資源の呪縛はない。
↑そう、そして政府はここから税金を大量に取り込み、ノルウェーの生活を他の国々と比べてユートピア的なものにしている政府系ファンドに注ぎ込むだろう。
天然資源に恵まれた国はうらやましいですね。