「自分は死ぬけど、代わりに完全なクローンが14億円をもらって生き続けるボタンがあったら押す?」回答いろいろ
「自分自身が死んで、自分と完全に同じクローンが代わりに生まれ、1000万ドル(約14億円)を受け取るボタンがあったら、あなたはそれを押しますか? それはなぜですか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●「自分自身が死んで」の段階で、もう引き下がる。
↑じゃあ、ではこのプロセスに1分の遅れを加えよう。完璧なコピーが作られた後、まだ命が1分ある。
コピーを観察して、握手などができる。この状況を想像してみて。さらにあなたがその場にいて、完璧なコピーが歩いたり話したりするのを見る。1分が経過して警備員から「時間切れです」と言われ、処刑部屋に案内される。
そのとき何を思うだろうか? 殺されたら自分はもういない、虚無である。もちろん同じ考えや記憶を持ったコピーは生き続けるが、あなたは死んでいるから、そんなことは何もわからない。それでもこのボタンを押す?
↑自分は押すと思う。
唯一止めるものは、他人の視点から自分自身を見た場合、セルフイメージが少し損なわれるかもしれないということだ。でも、それは1000万ドルの価値がある
↑これは基本的にスタートレックの転送装置の理屈だね。
テレポートするわけではない。人間をカット&ペーストする装置だ。
自分自身は脱アトマイズされたときに終わる。完璧なクローンが目的地に現れ「自分」として生き続ける。
↑ライカーが惑星に転送されるエピソードがある。
その際にゴタゴタが起きて転送ビームが2つに分裂してしまい、1つのコピーがエンタープライズ号に戻り、もう1つのコピーが惑星にそれてしまった。その後、惑星から救出されたライカーのコピーは、過去に彼が抱えていた未解決の感情や問題を抱えたまま、救出前のライカーとは全く異なる人物に変わってしまう。
怒りっぽくなったライカーは救出前の自分と再会し、様々な出来事が起こるストーリー。
●もちろん押す。自分を殺すようなものだが、誰も気づかない。それにクローンが家族ごと人生設計し直せるんだ。
●絶対にイヤだ。自分の最も強い本能は自己保存なので。クローンが同じ記憶を持っていたとしても双子に等しい。自分は死んでしまうし、それが何よりも怖い。
↑これいがい考えられない。どうして1番人気の回答じゃないんだ? すでに自殺願望がある人なら押すのはわかる。でも、どうしてこのスレのみんなはこのことを理解していないのだろう? 突然目が覚めて1000万ドルを手にして人生をやり直すなんてことはない。自分はもういないんだ。死んで、もう存在しない。
↑死んだら、もう存在しない。死後の世界が存在するかどうかを知ることができ、誰も自分を恋しがったりしない! お得だ!
●とんでもないね。自分が死んでクローンに全財産を渡すつもりはない。クローンだからといって、クローンの心の中に入れるわけじゃない。自分まだクソみたいな死体の中にいるんだ。
●ああ、ボタンを押すね。この世にさほど愛着はないし、ここに留まっている主な理由は家族だ。特に悲しくもない。
ただ……ゲームが思い通りにいかない時ってあるよね? うまくいってるんだけど、計画通りにはいかない。しばらくすると、「もういいや」と思って電源を切ってしまう。この世に対しても同じ感じ。
だから、入れ替わった金持ちのクローンが家族を幸せにしてくれるかどうかさえクソクラエだ。このクソみたいな世界は、そのときはクローンが抱える問題だ。
●答えはYes。そうすれば自殺衝動に悩まされることもなく、現在抱えているすべての問題を解決できる。そんな素晴らしい、でも実現不可能なことを提案するなんて、出題者はひどい!
↑いや、自殺は逃避だ。
●押さない。自分は死んでしまうし、どこかのクソ野郎が全財産を手にすることになる。
↑その通り、クローン野郎なんてクソくらえだ。
●それは場合による。死亡は瞬時に起こり、遺体は残らないの? クローンは自分がクローンであることを自覚しているのか?
●クローンは自分の家族を助けるのに十分な現金を手に入れ、自分はもう存在しないことになる? それならそのままボタンを押すね!
↑では、このジレンマはどこにあるの?
自分が死んだら意味がない派の主張に説得力も感じますが、SFのテレポート装置と同じ理屈だと言われると迷ってしまいますね。