かつてアメリカの船に乗る猫には…証明写真付きパスポートが発行されていた
(credit:Reddit/chickennoudelsoup)
名前:ハーマン・ザ・キャット
職業:エキスパート・マウサー(※ネズミを捕る猫のこと)
出身:ボルチモア
なんと貫禄のある顔写真でしょうか。証明写真が固い顔になりがちなのは人間だけではなかったのですね。
アメリカ市民権まで記載され、肉球による捺印までされています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●その猫は、「我輩は殺してきた、そしてまた殺すつもりだ」という表情をしている。
↑好奇心を物理的に殺した最初の猫だ。
(※「好奇心は猫を殺す」はイギリスのことわざ)
↑この猫は間違いなくタバコを吸いながら地平線の彼方を見ている。
↑ハーマンはふざけたことはしない。
●ネズミがいなくなるまでは、そりゃあ楽しい。だが猫には狩りが必要だ。
↑ネズミはすべていなくなった……今は我々の足を狙っている
↑どんなにかわいい猫でも、あなたを抱きしめているときに急に激怒してあなたの腕を噛みまくることがあるよね。
獣にはエサが必要だ、さもないと我々が食べられてしまう。
●ハーマンは意地悪に見える。
↑ヤツはネズミ退治のプロだった。
↑正確にはエキスパート・マウサー。
●面白い事実。ヴィンランドのヴァイキングたちも同じ目的で船に猫を乗せていた。
ノルウェーのフォレスト・キャットはメインクーンの祖先だと考えられている。数百年前にイギリス人が船出したときのブリティッシュ・ショートヘアもそうだった。ブリティッシュ・ショートヘアは約600年後にアメリカン・ショートヘアとして知られるようになり、この猫種は雨から身を守るために、丈夫な体つきと密生した下毛を発達させてきた。
●歴史上、人類がネコと一緒におふざけやかわいいことをするのが好きでなかった時代はないようだ。
↑パスポートはちょっとマヌケだけど、船で猫を飼うのはいいアイデアだったんだ。今でも人々が納屋猫を飼っているのと同じ理由だ。
●猫の捺印が印象的。
↑小さな爪痕が4つあれば完璧だった。
現代でもペットのパスポートがあってもいいと思います。