アメリカで急増中の「肉アレルギー」…原因はダニ
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の研究結果によると、アメリカでは2010年以降、牛肉や豚肉などの「赤肉アレルギー」患者が急増(約45万人)しているとのこと。
ダニに咬まれたことが原因ですが、医療従事者でも、この疾病について知らない人が多い状況です。
マダニやその他のダニに咬まれることで「Alpha-gal症候群」が発症し、アレルゲンは赤肉などに含まれる糖質。
赤肉だけでなく、以下のものにアレルギー反応を起こす可能性があります。
・牛肉
・豚肉
・羊肉
・鹿肉
・乳製品
・ビーフブロス
・ゼラチン
・海藻類
アレルギー反応は摂取した直後ではなく消化が終わる数時間後に起き、命の危険にさらされることもあります。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●エピペン(アナフィラキシー補助治療剤)使用者からアドバイス。注射器の力加減と打つ場所に十分注意して。強く注射しすぎると跳ね返って二重に刺さることがある。肉や脂肪の少ない足の下のほうに注射しすぎると、骨や神経に当たって最悪。太もも上部の最も厚い部分に打つように。
↑信じるよ! エピペンを使うと「もうダメだ、死にそう」から「走れる、何千kmでも走れる、ここから病院まで走れる」に変わるんだ!
↑それはほとんどアドレナリン?
↑エピネフリンはアドレナリンの別名だ。
↑遊びで打ったらどうなるの? 友達の代わりに尋ねてる。
↑血管収縮が広がり肺がきれいに開く。チクチク感を感じ、心臓がドキドキすることが予想される。まったくお勧めはできない。
追記)心臓発作を起こす可能性が高い。血流の減少に伴う酸素需要の増加は、細胞死の可能性を意味する。
↑不安があったり、興奮剤を服用していたり、心臓に持病があったり、一般的に心臓血管の健康状態が悪かったりすると良くないんだ。
私はADHDのために興奮剤を服用しているが、この組み合わせがダメだとは知らなかったので、ある日ジムでそのうちの1つを使用した後、軽い心臓発作を起こした。その後、30分ほど帰宅するか病院に行くか車の中で悩んだ。
●救急救命士だけど、エピペン使用による通報はすべて親指に針が刺さったものだった。
●コロナ禍に友人に起きたこと。夏場に職場で倒れた彼は3回検査したが、すべて新型コロナは陰性だった。軽い昏睡状態に陥るまで熱中症だと思われていた。意識が戻ったとき、彼は自分の名前はわかったが、年は2015年で、ビル・クリントンが現職の大統領だと思っていた。
少しずつ記憶が戻り、髄膜炎だと診断されて家に帰された。その後、ステーキを食べた直後に病院に運ばれたが、マダニに噛まれたことが原因で赤身肉にアレルギーがあることがわかった。
豚肉などの赤身肉が隣で調理されているだけで、エピペンを使うか救急病院に駆け込まなければならない。数分もかからないうちに顔は腫れ上がって真っ赤になる。庭にはマダニがいるので庭仕事が怖くてたまらなくなった!
↑これで決まりだ。もう二度と外に出ることはない。
●噛まれるとスーパーパワーが使えるようになるんじゃなかったのか?
↑希望がないわけではない。自分が手に入れたのは下痢のスーパーパワーだけど。
●菜食主義者がひそかにマダニを放っているんだ。
↑そして観光保護者も。
●父親もマダニに噛まれてこのような状態になった。3年ほどかかったけど、また赤身の肉を食べられるようになった。
●母親が発症して、肥満細胞活性化症候群のような他の潜在的なアレルギーを引き起こした。人生は完全に変わってしまった。
●これって食肉だけだと思ってたんだけど、乳製品にも影響あるの? どうすれば避けられるんだ?
↑自分の記憶が正しければ、この症状を引き起こす種は主にテキサス産のローンスターマダニだが、気温の上昇によって生息地が拡大したため広がっている。
追記)自分の情報は間違っていた。生息地は全ての東部の州と東部メキシコをカバーしている。最近ではカナダ(オンタリオ州南部)でも目撃例があり、原産地はアメリカ南東部のどこかのようだ。テキサス州ごめん。
●母親に発症した。哺乳類の肉と乳製品は何でもダメ。
多くの薬や注射には動物性食品が使われているので注意が必要。さらにゼラチン入りだとアレルギーを起こす可能性があるので、カプセルの飲み合わせにも気をつけなければいけない。
発症者が増加しているとのことですが、研究はまだこれからの段階だそうです。