カリフォルニア州の店主が「万引き対策」の画期的アイデアを実行に移す
2014年に「州法修正案47」が可決され、1度につき950ドル以下(約14万円)の窃盗は「軽犯罪」扱いになり、警察が動いてくれなくなったことが大きな要因となっています。
これに対抗して、とある店主が思い切った対策を実施しました。
「カリフォルニアの店主が全商品を951ドルに値上げ、泥棒は起訴されることに」
※店にはクーポン券が置いてあり、それを使うことで通常の値段になる。
全商品を警察が動かざるをえない重罪になる金額まで値上げして、実態価格はクーポンを適用することで今まで通りに。
法の抜け道みたいなことをしないと警察が動かない時点でひどい有様ですが、コロナ禍と万引き増加によって多くの店舗が閉店に追い込まれたそうです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これはアメリカン・ジョークか何か? 理解するには自分はヨーロッパ人過ぎる。説明して(笑)
↑窃盗を防ぐための戦略としてはかなり有効だ。価格を高くすることで、警察が窃盗犯を追わなければならなくなる。料金を払う段階でレジ係が魔法の割引を適用して、高い値段を普通の値段に下げてくれる。
↑なぜ病院と保険会社がそんなに高いのかもわからない。
↑自分もヨーロッパ人(あるいは単にバカなだけかも)過ぎてわからない。だけどなぜこんなことをするの? 値段が1000ドルより安かったら、アメリカでは合法的に盗めるの?
●カリフォルニア州、それまでの犯罪行為を非犯罪化することで犯罪率を下げることを決定。
↑犯罪でなければ、犯罪はないんだ。
●これは面白いアイデアだ。
↑自分ならそのクーポンを使って計算しやすくするために、すべてをプラス1000ドルにするね。
↑確かに。なぜそうしなかったんだろう。
↑おそらく950ドル以下の法律なので、1ドルだけ高くすることは、より目立ち、より明確な声明となるからだろう。
↑「1kドルストア」
(※1ドルショップ=100円ショップのアメリカ版)
●例えばスペインでは、400ユーロ以下の商品が盗まれても警察は何もしてくれない。アメリカなら950ドルだ。店主は警察にクソ仕事をさせるためにこれをやった。
↑全米ではなく、カリフォルニアの一部のリベラルな都市だけだよ。
↑異なる店から950ドルずつ複数の商品を盗んだ場合、どうなるの?
↑追跡できれば捕まるかもしれない。普通は警察は追ってこない。
●カリフォルニア州は万引きが合法化されたの? なんてこった。
↑いや、間違っているかもしれないが、950ドルを超える万引きは重罪。それ以下は軽犯罪。繰り返すが、私の言っていることは間違っている可能性がある。
●カリフォルニア州は重罪の上限を950ドルに変更したけど、これは国内では中間に近い。テキサスでは2500ドルだよ。
10万円超えの商品を盗まれても、警察が動いてくれないなんてイヤすぎます。