オリンピックの旗を盗んだ出場選手が80年後に返還「警備員に捕まらない自信があった」
(credit:Reddit/Katz_Goredrinkier)
「2000年、元オリンピック高飛込の選手ハル・プリーステは、80年前にアントワープ(ベルギー)で開催された1920年大会で持ち去ったオリンピック旗を返還した。
エリートアスリートだった彼は警備員を出し抜ける自信があったので、旗竿に登ってそれを引きちぎった」
トップアスリートの能力なら逃げ切れると考えて旗を盗んだとのこと。
返還時は103歳で104歳で亡くなっています。生涯が3世紀(1896年から2001年)に及ぶ初のオリンピック選手の肩書きも持っているとのこと。
墓場に持っていけないこともあり返還したのでしょうが、少なくとも80年もの間、大切に保管していたようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●真の勝利の微笑み。
↑「またやるよ」
↑その自慢をするために80年も待つことを想像してみてほしい。
↑きっとリビングルームに掛けて、みんなに見せていたに違いない。
●「もう80年も持っているんだ。今なら返せるよ」
↑「ただのいたずらだよ!」
●クソみたいな警備の話だろ。車椅子の男を追いつめるのに80年も掛かったなんて。
●彼はその旗を持つに値する。彼の子孫に譲ってほしい。見つけた者が持てると言う法律があるはずだ。
↑(笑)白昼堂々、旗をポールの上で「発見」したね。でも、自分も彼に譲っていいと思う。
●当時の人々 「このクソ野郎! 今すぐ旗を持って戻って来い!」
今の人々 「これは歴史の一部だ。異論はないだろう」
↑おそらく、彼がそれを盗んでいなければ、残っていなかっただろう。
1920年のアントワープ大会は第一次世界大戦(1914〜1918年)で焦土となったベルギーの国家再建に大きく貢献しています。
(敗戦国であるドイツ、オーストリア、ハンガリー、ブルガリア、トルコは参加禁止)