2023年09月20日 22:08

デンマークの美術館に真っ白な絵を提出したアーティストが訴えられる…約1000万円の返金を命じられる

 

デンマークの美術館が白い絵に返金を求める
何を持ってアートと呼ぶかは難しいものがあります。

デンマークで2枚の真っ白な絵を提出したアーティストが、美術館から訴えられました。

50万デンマーククローネ(約1000万円)の返金を命じる判決が下されています。

Reddit/The_Last_patriot2500

絵画のタイトルは、「金を奪って逃げろ」"Take the Money and Run"

アーティストの行動と絵の内容は合致していますが、美術館側は不服として2年に及ぶ法廷闘争が勃発しました。

最終的にアーティストは手数料を差し引いた50万デンマーククローネ(約1000万円)を返還するように命じられました。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ああ……詐欺師だ。

↑画家はただ白く塗るだけでよかったのに。

↑あるいは、中指を立てるとかでもいい。真っ白なキャンバス以外のものであれば、逃げ切れたかもしれない。

↑学生時代に写真を提出したことがある。真ん中で分けて、片側がカラー、もう片側が白黒。「2つの顔」と名付けて公の大勢の前で強いられる自分と、独りでいるときの本来の自分との対比について、数行の説明を書いた。A+の評価をもらえた。
一部の詐欺師は努力を払わない。

↑課題で石を提出した人がいた。彼は、それがいかに風景の指標となる痕跡であるかについて長々と説明を書いていたが、落第した。

↑正直なところ、落第する前にどれだけ怠けられるかには限度がある。

●芸術学校に通っていたんだけど、学生仲間もそうした手法をやろうとしてたよ。新しいことでもクリエイティブなことでもない。今までに散々されてきたこと。

●ここにいる誰も記事を読んでいない。このアートは、デンマークとオーストリアの平均年収を示す2枚のキャンバスに、その金額を文字通りの現金で描くことになっていた。アーティストはそのための契約書にサインし、美術館は展示後に返却されるはずの現金を彼に渡した。
アーティストは現金を受け取って、真っ白なキャンバスを送った。これは支払いではなく、白紙のキャンバスを送ることで美術館を騙そうとしたのだ。単に金を盗んだだけ。数年後、彼は裁判で敗訴し返済させられた。

↑どうしようもないやつだ。偉そうな団体に一泡吹かせてやろうって生意気な遊びかと思ったが、単なる意地汚い人間だった。

↑気になるのは……美術館が彼にキャンバスに紙幣を貼るよう依頼したことだ。それだけだ。この記事の半分より下に彼の他の作品の例がある。
Follow the Money)。
美術館は「自分たちは裕福な美術館ではない」と主張しているが、キャンバスに飾るために大金を貸せるなら、かなり裕福なのだろう。
契約では返却する現金だったのだろうが、子供でもできるような「アート作品」を作るために金を払っていることに変わりはない。
アートは頭を悩ませる。どうして彼がキャンバスに紙幣を貼るアート作品を依頼されたのかわからない。


実際は現金を貼るアートだったとのことです。それを知った上でも、むしろ芸術って何だろうと言う気持ちになります。

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