「語彙力を競うゲームのチャンピオンが天才過ぎる…」語り草となっているエピソード
「スクラブル」"Scrabble"は盤上にアルファベットの駒を並べ、単語を作って得点を競うボードゲーム。
2015年フランス大会で優勝した人物は、今でも語り草になっています。
どんな肩書きの持ち主かと言うと……。
Legend
「2015年、ニュージーランド出身のナイジェル・リチャーズ氏は、9週間かけてフランス語の辞書の単語を暗記し、フランスのスクラブル選手権に出場した。
彼はフランス語をまったく話せないにもかかわらず、優勝して全仏チャンピオンになった」
言葉を話せない人が2か月ほど丸暗記して、ボキャブラリを競う大会で優勝。
2018年のフランス大会でも優勝し、英語のスクラブル大会では2007年、2011年、2013年、2018年、2019年に世界チャンピオンとなっています。
天才とはまさに彼のような人物を言うのでしょう。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●YouTubeで彼の動画をいくつか見たけど、断トツで最高の選手だよ。終盤戦では、ほとんどの選手が90回に1回くらいの割合でミスをすると言われているが、彼の場合は1000回に1回くらいだ。
↑彼はその後、何度もフランス語と他の言語の両方で優勝している。
↑9週間は63日で、流暢に話すための語彙を4000語程度(ネイティブスピーカーの多くは1万語程度)と仮定すると、活用形を含めて1日に64語を覚えた計算になる。
↑自分の理解では、他の一流選手は平均2.1回に1回ミスをする。ナイジェルのミスは80回に1回。さらに現在の最高のスクラブルAIよりも、ミスが3倍少ない。
スクラブルではどんな単語を使ってもよく、その単語が存在しないと考えるかどうかは対戦相手次第だ。
フランスのスクラブルトーナメントでは、多くのフランス人プレーヤーが、通常の7文字のフランス語の単語を1文字だけ入れ替えるなどして、偽の単語を試そうとした。ナイジェルスの記憶力は非常に優れていて、単語がわからないときは相手に挑み、(自分が知る限り)毎回その疑いは当たっていた。
↑なんてこった。スクラブルにこんなに興味を持ったのは初めてだよ(笑)
●ナイジェルは有効な単語をたくさん覚えただけでなく、トーナメントでは好きな文字列を使うことは完全にルールで認められていて、あやしい単語にチャレンジするかどうかは対戦相手次第だ。チャレンジに失敗すると手番を失うリスクを伴う。彼は自信をもって間違った単語にチャレンジしたに違いない。
Wikipediaによると、約2か月でフランス語のスクラブル辞書をすべて暗記したことから、瞬間記憶能力を持つ人物リストに入っている。
●単語だけ覚えてフランス語を学ばないこの男の強い決意は賞賛に値する。
瞬間記憶能力は多くの人が憧れたと思いますが、嫌な出来事も鮮明に覚えて忘れられないデメリットもあるとのことです。