病気を乗り越えた子供の願いを叶えるチャリティで…13歳少年が誰もしなかった願い事をする
チャリティ団体「メイク・ア・ウィッシュ」(※「ねがいごとをする」の意味)は、 3〜17歳の難病と闘っている子供たちの夢を叶えて、病気と闘う勇気を持ってもらうことを目的とした非営利のボランティア団体。
アメリカの13歳の少年が、ちょっと変わったお願いごとをして注目を集めています。
Mississippi boy uses Make-A-Wish to feed homeless - YouTube
ミシシッピ州在住のエイブラハムくん(13歳)は、まれな血液の病気に勇気を持って立ち向かい、骨髄移植と一連の化学療法を1年かけて成功させました。
メイク・ア・ウィッシュを受ける資格があることを知った彼は、なんと自分のために使わず、他者のために願い事をしたのです。
それは地元のホームレスの人々に1年間、食事を提供するというもの。
そして実際に1年間ホームレスの人々は恩恵を受けました。それまで社会にお返しする希望を申し出たのはエイブラハムくんが初めてだったとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●なんというギャングスターだ。
↑そのワルガキは永遠に食べさせる事もできたのに1年の制限をつけやがって。(※ジョーク)
彼の共感度の高さや無私無欲なところがいいね。
↑おまえの願いが、このメイク・ア・ウィッシュを無制限にしてくれってことなのは、誰もがわかっている。
↑「メイク・ア・ウィッシュのCEOの年俸が1年間0ドルになりますように」というのが、唯一それより良い願いだな。
↑検索してみた。推定年俸は18万ドルで、この規模の非営利団体のCEOとしてはリーズナブルなようだ。怪しい会計をする非営利団体はたくさんあるが、少なくとも表向きはメイク・ア・ウィッシュがそのような団体ではないようだ。
↑まともだよ。だってそのCEOの年俸は、うちの上司より低い。公平な報酬だよ。
↑まじめな話、普通の仕事でそれ以上の収入はたくさんある。メイク・ア・ウィッシュのように広範囲に支援活動を行っている団体なら、その2〜3倍はあってもいい。そのCEOはおそらく、他で何百万ドルも稼いでいるのだろう。
●私たち夫婦も娘のために何かを探していて、メイク・ア・ウィッシュに出会ったところ。メイク・ア・ウィッシュは長い選択肢のリストを作ってくれたけど、そのうちの1つは「今まで支援してくれた人々に何かしてあげる」だった。
驚くほど支援してくれた地元の町でブロック・パーティーを開くのはどうかと聞いてみた(ちなみに子供中心で大人向けではない)。
すると、そういったことはこのチャリティの援助以外でも出来るので、なにか娘のための何かを選んではどうかと言われた。
↑自分は願い事をした子供だった。 "The Oregon Trail"(※累計売上6500万本の学校教材にもなったゲーム)とで遊びたくてパソコンを願った。
90年代ではあまりに小さな願いだったので最高級のものと、ゲームその他をたくさんもらった。サンフランシスコ・ジャイアンツのスタジアムのフィールドに入ることもできたし、バリー・ボンズと写真を撮ることもできた。49ers対レイダースのNBAの試合も観に行けた。他にも小さなものをいくつか手に入れたけど、自分の願ったことに対してこれ以上嬉しいことはない。
今は独学でプログラミングを学んだリード・データ・アナリストをしている。メイク・ア・ウィッシュのおかげでパソコンが大好きになって成功したキャリアを築くことができた(と自分では思っている)。
↑クラスメートがイギリス旅行を手に入れた。ハリー・ポッターの舞台セットで何人かの出演者と会い、秘密の部屋の一部を含むたくさんのグッズをもらっていた。当時販売されていた一番大きなレゴのホグワーツも手に入れていた。
残念ながら彼はその数年後に他界してしまったが、親しい間柄ではなかったけれど、その出来事が彼の人生の大きなハイライトだったことはわかった。その願いが彼をとても幸せにしていた。
●自分は願いごとをハワイに行くのに使ったよ。
↑まって、どうやって生きてるの?
↑願いごとは叶えたけど、子供のときの難病(白血病)では死なずに済んだ。3年ほど闘病しなければならなかったけどね。
病気と闘った分だけ報われてくれたらと思います。