1980年のスターウォーズ2作目でダース・ベイダーがルークとの関係を明かしたときの映画館の様子…観客は誰ひとり知らず悲鳴が上がる
「スターウォーズ」シリーズの主人公ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの関係はよく知られていますが、そのことが初めて明かされたのは旧三部作の2作目「エピソード5/帝国の逆襲」。
映画公開まで秘密にされていたことから、いきなりその事実を知らされた観客は腰が抜けるほどの衝撃だったのだとか。
ダース・ベイダーのセリフを聞いて、悲鳴を上げる観客の動画が海外掲示板で話題を集めていました。
(※53秒あたりから)
"I am your Father" - Cinema Reaction (1980) - YouTube
『エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)で、ダースベイダーがルークに語る衝撃のセリフ。
"I am your father"(私がお前の父親だ)
館内で沸き起こる"No"という悲鳴&ざわめき。
リアクションから当時の様子が伝わってきます。
(Wikipediaより)
・本作公開前に、関係者から本作の情報が漏れることを恐れたルーカスは、撮影時にベイダーの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズに、ベイダーがルークに言う「No, I am your father.(違う、私がお前の父親だ)」という台詞とは全く別の「Obi-Wan killed your father.(オビ=ワンがおまえの父親を殺した)」という台詞を言わせ、完成直前にアフレコで前者に差し替えるという、前代未聞のネタバレ防止策をとった。
これはベイダーが覆面キャラで、実際の演技と声を別々の役者が担当していたからこそできた裏技であった。このネタバレ防止策は他の関係者にも徹底していたため、本来の台詞を知っていた人物は、監督のカーシュナー、製作総指揮のルーカス、ルーク役のハミル、そしてジョーンズを含む一部の関係者だけだった。
一方で、スーツアクターのプラウズには知らされていなかったため、差し替えられた完成品を観た彼は椅子から転げ落ちるほど驚き、「本当の台詞を知っていたらもっと違う演技をしたのに」と不満を漏らしたという
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●友人宅のVHS(ビデオテープ)で3夜連続で三部作を観た。
ベイダーは嘘をついていると思ったのを覚えている。ルークを操るために大ウソをついているだけだと確信した。父親が僕にベイダーの話が本当だと納得させるのに丸一日かかったよ、かなり頭にきたよ。
↑それが次作「エピソード6/ジェダイの帰還」でヨーダに確認させた理由のひとつだと思う。多くの人が本当に信じておらず、ベイダーが巧みに操っているだけだと考えていたんじゃないかな。でも、ヨーダが確認したら本当だと受け入れざるを得ない。
↑実際「エピソード6/ジェダイの帰還」が上映されるまでは大きな議論になっていた。
↑児童心理学者がルーカスに、そうしないと子供たちが混乱すると言ったから、ヨーダを加えたんだと思う。
●年寄りの私は、公開初日に劇場でこれを観た。そう、この悲鳴や驚きの声、息を呑む様子は本物だったよ。おそらくシリーズ全体でも最高の作品だったね。
↑というのも、1作目にはそれを示唆するような要素がまったくなかったからだ。ジョージ・ルーカス監督は、2作目を始めるまでダース・ベイダーをルークの父親にするつもりはなかったと言っている。
追記)"Darth Vader"の由来は"Dark Father"を文字ったから要素があると言うツッコミがあるけど、シス教団の指導者はFatherなんだ。ジェダイのリーダーはジェダイ・マスター。伏線でも何でもなく、結果的にそうなっただけ。
↑ついでに、ルークとレイアが兄妹になることも考えていなかった。
↑ジョージ・ルーカスはあまり計画を立てていなかったが、最終的にはうまくいったようだ。
↑きっと次の映画では、「ベイダーはルークの頭を混乱させ、彼を堕落させるためにそう言っただけだ」と言い直して、彼の本当の父親はヨーダになるだろう。
●1980年製のビデオカメラを映画館に忍び込ませて平然と撮影するなんて……。すみません、スーツケースの中身は何ですか?
↑そうかな? 撮影者は内部に知り合いがいたんだ……。
↑このアングルは、映写室で窓の外に音声があるように見える。
●トイレから戻ってきた男「オレは何を見逃したんだろう?」
●これを見るだけで鳥肌が立つ。
リアルタイムでこの衝撃を味わえた人は幸せですね。