アメリカのカフェに掲示された「衛生検査のグレード」のごまかし方」が感心するほど上手なとき
アメリカの飲食店は定期的に衛生検査"SANITARY INSPECTION GRADE"を受ける必要があり、自治体によっては表から見えるところに掲示する義務付けがあるとのこと。
グレードはA・B・Cの三段階。最低の「C」だと客足が遠のく要因になりかねないのだとか。
とあるカフェには、その「C」が掲示されていたのですが、ごまかし方が上手だと注目を集めていました。
Hmmm. pic.twitter.com/FFDQfDX3yP
— Rudy Havenstein, Senior Markets Commentator. (@RudyHavenstein) November 9, 2023
Coffeeに一体化!
「C」がオレンジ色なのもあって、いかにもカフェ的なロゴ(?)になっています。
うまいごまかし方だけど、衛生的には何も改善していませんね……。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●Consistent(一貫性)の「C」。
↑一貫して不衛生だ。
↑笑った。
↑「C」はコレラ"Cholera"のCの可能性大。
↑もしかしたら、e.Coli(大腸菌)の「C」
●クリエイティブな問題解決に拍手を送りたい。
↑さあ、クリエイティブに衛生問題を解決しよう。
●それは違法じゃないんだろうか。
●Foffeeになったら行くのはやめる。
(※Fが最低の評価システムも少なくない)
↑他の地域がどうかは知らないが、カリフォルニアに住んでいたときはA、B、Cしかなかった。Cが2回連続だと閉鎖リスクがある。Aランクではない店は、客はリスクを恐れて行かなくなる。
↑ニューヨークでは、たまに「成績保留」のポスターを見かける。これはBかCで再試験でより良い成績を取ろうとしていることを意味する。つまり「C」の掲示を見かけたら、店側は全く気にしていないか、それ以上のグレードを取ることができなかったということ。
他の都市でも同じか似たようなものだと思うが、確かなことは言えない。
↑地域によっては"Owner Initiated Inspection"(オーナー主導検査)などと呼ばれる。基本的に、悪い評価を受けたレストランは、その1〜2週間後に(通常は追加料金を払って)再検査を要求できる。12か月ごとか、会計年度に1度だけ。
1週間以内に検査官が来ると分かっているのに衛生面に力を入れないのは特別なバカでない限りしないだろう。
ただし手数料の支払いは、大手チェーン店より資金繰りに窮した個人経営の店の方が打撃を受ける。
●めちゃくちゃ笑えるし、そしてひどい店だ(笑)
↑(投稿者)その工夫にはちょっと感心したよ。
その創意工夫を衛生面にも注いでほしいところではあります。