「人の心を操るマインドトリック」どんなものを知ってる?
仕事や家庭、プライベートで、相手をうまく動かしたり、思いどおりに出来ればいいと思いませんか。
催眠術というわけではありませんが、「ちょっとした心理操作(マインドトリック)で、どんなのを知っている?」という投稿が海外サイトにありました。
他愛無いものから専門的なものまで、それぞれの知っている、あるいは使っている心理操作をご紹介します。
●もし探し物をしているなら、左から右ではなく、右から左を見るようにする。物を探すのに読む方向と同じだと、いろいろなものを飛ばす傾向にあることから、逆の方向から見るほうが詳細に気付く。
●オハイオ州の犯罪率の多いところに住んでいるんだが、自己防衛として大学で学んだことは、危険な状態に陥ったときに、攻撃してくる相手よりも気が狂ったフリをするということだ。10中9件は向こうから予測不可と思われ、攻撃を止めてくれる。
●これは営業用でサリバンのうなずきと呼ばれているが、基本的に誰かに何かを尋ねるときに、うなずきながら行う。ニューロン反射で無意識のうちに、賛同してくれる。
●救急医療の仕事をしてる。患者が意識不明を仮病で装っているとき、本当かどうか2つの見分け方がある。
1:まつげを指で触る。偽者なら目が震える。
2:仰向けに寝ている場合、患者の腕を持ち上げて顔の上に落とす。意識のある人なら、顔を外して腕が落ちる。
あと、首のケガや痛みを訴えているのがウソかどうかを確認する方法に、患者の口に体温計を入れ、シンプルに「はい・いいえ」で答えられる質問を、患者の目を見ながら実行する。大半の人は目を見ないときは音声で返事をしようとするが、目を見るとうなずいてしまう習性がある。偽物はそれにつられてクビを動かしてしまう。何かの理由で、痛みやケガを捏造する人は結構いる。
●もし誰かに好かれたいと思ったら、女の子、男の子、上司にかかわらず、その人から何か借りるとよい。例えば女性が10ドル貸してくれたら、無意識のうちに彼女はあなたを前より好きになっている。これはベン・フランクリン効果と呼ばれている。
●質問をして、回答が部分的にしか得られなかったら、丁寧な沈黙で返すといい。そして待つ。すると、さらなる答えがやってくる。
●相手に何かをして欲しいときは、要求を会話の中でほのめかす。「えっと、映画を見るのに、6時に迎えに来てくれるのよね?」結構役に立つ。
●誰かと会話するとき、相手と同じポーズをとると、無意識のうちに親しげだととってくれる。
●マインドトリックではないが、自分が話すことに自信を持っていて、不正確な事実でも説得できるなら、ほとんどの人に何でもさせることが出来る。
●営業で教えられたが、言葉の使い方がいろいろあった。例えば客にディスカウントのために映画をもう2本買わせたいなら、「もう2本どうでしょう?」
●権力を振るいたいときは、自分の命令に何の疑問も思われたことのないように振舞えばOKだ。誰かをクビにしたいときは、攻撃し続けると自分から辞めてくれる。
●「シルクと10回言ってくれ。じゃぁ、牛が飲むものは?」
「ミルク!!」
「ちがうよ、水だよ」
↑子牛はミルクを飲むだろう。
●翌日に何かを思い出したい時は、部屋の変わった場所に何か物を置く。いつもこれで思い出せる。例えば教室を出る前に、大学教授にメールを出さなければいけなかったとする。そうすると床に映画でも置いていく。心理的には「何でこんなところに物が?」「ああ、そうだった…」
いつもこの手を使っているよ。
●決め付けたような言い方で文を終える。例えば文の終わりに、わかった?とつける。「君が言ったとおりに人が動くからね、わかった?」
●ゴールを信じて、継続すればほとんどのことは成就する。そうやって大半のことを手に入れた。信じることは誰にでも出来る真の魔法だよ。
●値切るときは、低めから始めて、もともと自分がこの値段なら買うという額になったら止める。
●紙とペンを人に渡して、何か書いてと頼む。大半、名前を書いてくれる。
●スポーツで、対戦相手のリズムを乱すのに有効な方法がある。例えばとてもうまくプレイしている相手にカジュアルにこう尋ねるんだ。
「〜を良くするのに、何を変える?」とね。あるいはそれに似たようなことだ。うまくいった例では、一度、バレーボールの選手ですごいアタックばかり打つ選手にこう尋ねた。「そんな高いジャンプは見たことないよ、どこを変えたんだ?」とね。ホッケーの選手にも。「今のはすごいショットだ。どの足で始めているんだい?」
●断られる自信のある大きなお願いを先にする。そして似たような別のお願いをする。大きなお願いを最初に断ったあとは、同時に出せば、次の小さなお願いを聞いてくれる可能性が高い。
●もうすでによく知られていることだが、ハイタッチをするときに、相手のひじを見ているとミスしない。
●デレン・ブラウン提供
混雑した電車やバスなどで、隣の席を空けておきたい場合。あなたに向かって歩いてくる人を見て、手で座席を叩く。
●向こうから歩いて来た人と、どちらが先に右か左に行くかで変な間が生まれ、挙句の果てにぶつかってしまうということがあるけど、僕の場合は必ず、誰の顔を見ることもなく、行く方向をじっと見据える。単に自分の目的地を見つめるというだけで衝突を避けることが出来る。目でどこに行くかというのを他人に知らせるんだ。
●誰かに耳打ちすると、必ずその人は耳打ちで返してくれる。
営業などの仕事では、客に買わせるための心理操作・駆け引きを利用した話術を学ぶようですが、プライベートの人間関係でも、ちょっとしたトリックが役に立ちそうですよね。