2024年01月10日 12:46

カザフスタン国境職員「ニュージーランドだって? そんな国は地図にないよ」ニュージーランド女性が拘束されてしまう

 

ニュージーランド
ヨーロッパ中心の世界地図では端っこに位置するため省かれてしまうことも多く、「存在を忘れられた国」のようなジョークとして語られることの多いニュージーランド。

中央アジアのカザフスタンに入国しようとした女性が、2016年に笑い話では済まないトラブルに巻き込まれました。

入国審査で地図上のどこにある国か指すよう求められたところ、ニュージーランドがなかったことから信じてもらえなかったのです。

追記:トップ画像の世界地図に不備があったので差し替えました。ご指摘くださった方ありがとうございます。

Reddit/MrJigglyBrown

存在しない国を主張する怪しい人物と思われたのはクロエ・フィリップス=ハリスさん。

最終的に釈放されましたが、それまで何時間も拘束され、尋問を受ける羽目になってしまったのだとか。

職員はニュージーランドをオーストラリアの州だと勘違いし、オーストラリアのパスポートを求められたとのことです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●「最初からそうするべきだったみたいだけど、開放されるために賄賂を渡すには少し遅かったみたい。私たちはニュージーランド人として賄賂に慣れていなかった」と彼女はニュージーランドのメディアに話している。

↑旧ソ連の名残。
(※ソビエト連邦崩壊直前の1991年12月16日に「カザフスタン共和国」として独立)

↑では、その「ニュージーランド」という国には、日常的な賄賂や汚職がないと言うのか? どんなファンタジーの国なんだ?

↑確かにニュージーランドにも汚職がある。しかし、他の多くの国と比べると非常に低い。

●彼らは「ロード・オブ・ザ・リング」を見たことがないのだろう。

↑シャイアからホビットを連れ出すことはできても、ホビットからシャイアを連れ出すことはできない。

●うちの家族がトレド出身だと言うと、よく同じような反応をされる。
(参照:都市伝説「トレドの男」ミステリー! この世に存在しない国から来た男が作りだす世界線|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム

●それで? 結局彼らは見つけてくれたのかい、それともまだ納得していないのかい?

↑記事によれば、彼女の友人たちは適切な人物に金を払い、新しいビザを取得させ、彼女は釈放されたとのことだ。

●19歳のときにモロッコを訪れたら、税関の人がニュージーランドを知らず、上司を呼んでニュージーランドの存在を確認していたよ。

↑東オーストラリアの別名だと伝えてくれ。

●拘束された上に、母国が存在しないなんて心理攻撃をされることを想像してみてほしい。

↑トルコからジョージアの国境に行ったとき、女性職員が私のパスポートを怪しいと思い、他の人々が私を追い越していく間、アホのように立っていた。
10分後、困惑した様子の男性職員が私のパスポートを手渡して、手を振りながら「ニュージーランド、ラグビー」とだけ言った。

↑アハハ、ジョージア人はラグビーが大好きだからね、ニュージーランドについて知っているのはそれだけが理由だろう。

↑そうだよ、全くその通りだ。2度ほどジョージアに行ったけど、駐車場代を無料にしてくれたり、帰りに国境警備の男性と共にナンバー8のポジションをプレイした昔話に花を咲かせたりした。

↑よし、ジョージア(州じゃなくて国のほうね)に行くぞ。

●このストーリーはとても奇妙だ。ジョージアだって知名度がないが、普通ならその場でググって終わる話じゃないのかな。

●夫と私も危うくカザフスタンで足止めを食らう経験をした。キルギスタンにも危うく入れてもらえないところだった(イシク・クル近くの国境)。
彼らはオーストラリアのパスポートを見たことがなかったし、さらに私たちのパスポートは異なるバージョンだったため役に立たなかった。写真を見せて、何度も 「こんにちは」と言って、中に入れてもらおうとした。拘束されなかったのはランチタイムだったからだと思う。別世界だった。

●うちの夫もオクラホマ州で経験した! 彼はマン島のパスポートを持っていて、税関は「そこは作り物のおとぎ話の国だから」という理由で彼を保安検査に通さなかった。


世界地図から省かれるなんて、蔑ろにされすぎですね。

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