「チェーンソーを使ったこの木の切り方が美しいんだけど…なんで人気がないの?」→理由があった
木をチェーンソーで伐採する際には、いくつかの伐倒技術が用いられています。
あまり一般的ではないキーノッチと呼ばれる伐倒技術を見て、「なんで今はこの方法が使われなくなったの?」と疑問に思う人がいました。
What is this method called and why isn't it used more?
— Tips & Tricks (@awkwardgoogle) February 4, 2024
??elflacorpic.twitter.com/77AaYRtDeA
まずは倒したい側に「くの字」の切れ込み(受け口)を入れています。
日本で一般的な「追い口切り」(コンベンショナルノッチ)や、北欧式(オープンフェイスノッチ)などもここまでは同じで、
それらは次に反対側に水平に切り込み(追い口)を入れるのですが……。
キーノッチでは受け口の下にチェーンソーを入れて、縦長のブロック状にくり抜きました。
そうすることで木が倒れたときに、向きと場所が完全にコントロールされている!
ヒンジのように美しく収まっていますね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●キーノッチ"Key notch"って言うやり方だね。
↑(投稿者)ありがとう。
↑時間が余分にかかるのと、何らかの理由で木が早く倒れたときにチェーンソーが動かなくなる可能性があるので、今は使われなくなったんだ。
↑予想より早く木が倒れるのを防ぐために、受け口は最後にカットしたほうがよさそうだ。受け口はノッチにかかる時間の数分の一だしね。
●3分半かかっている。
ソフトパインの木でなければ、もっと時間がかかっただろう。伝統的な追い口なら、3分どころか10秒もかからない。
この方法は一般的に、丸太を切り株から飛び出させたくない場合に使う。例えば、壊したくないデッキを突き破って生えている場合とかね。
しかし、彼らはYouTubeの動画のためにこのテクニックを見せびらかしているだけなのだ。よくやった。
●何よりもまず、あのヒンジは深すぎる。
なぜキーノッチが頻繁に使われないのかについて。
・時間が多くかかる
・肉体的な労力も増える
・刃とチェーンの摩耗も増える。(だから動画の刃が鈍いのかもしれない)
・さらなるスキルが必要。
効率面などからキーノッチは一般的ではないとのことですが、倒せる範囲が狭いときなどにメリットがあるとのことです。