「大丈夫なの!?」モンゴルの元大統領がプーチン大統領を痛烈に煽る
ツァヒアギーン・エルベグドルジ氏は、第4代モンゴル国大統領(2009〜2017年)であり、モンゴル民主化運動を推進した指導者の1人。
ロシアのプーチン大統領が「ウクライナは歴史的にロシアの一部だ」と発言したことに対し、モンゴル人ならではの観点から私見をSNSに投稿しました。
After Putin’s talk. I found Mongolian historic map. Don’t worry. We are a peaceful and free nation?? pic.twitter.com/w5c2Hr0cQK
— Mongol Tsakhia ELBEGDORJ (@elbegdorj) February 11, 2024
「プーチンの話を聞いて モンゴルの歴史地図を見つけた。ご心配なく。我々は平和で自由な国だ」
Xに投稿した4つの画像は、それぞれモンゴル帝国がいかに大きかったかを示したもの。左上はローマ帝国よりも領土が広いことを示しています。
プーチン大統領の野心に対する痛烈な皮肉だとして、1000万以上の表示と、12万以上のいいねが付きました。
(参照:ツァヒアギーン・エルベグドルジ - Wikipedia)
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これほどレベルの高いディスりは見たことがない。彼には最大の敬意を表する。
↑ロシアのすぐ隣にある貧しい国なのに、勇敢だ。
もちろん彼はまったく正しいし、言わなければならないことだ。でも大統領が言うこと?彼は自分より度胸がある。
↑しかもロシアと中国の間に挟まれている。
これは元大統領の話であって、現大統領の話ではないので、そこまで勇敢とは言わないな。
↑どちらの国も、緩衝材としてこの国があることを気に入っていると思うし、おそらく他国からの侵略に対しては防衛するだろう。
↑中国とロシアは、モンゴルには興味を示すものがないから、モンゴルにはまったく関心がないと思っている。
(モンゴルには多くの地質資源があって、中国がそのほとんどを買っていることは知っている)
↑彼らはモンゴルのことを気にしていると思うね。ほぼ、相手に対する自然な緩衝材としてね。仲良しのように振る舞っているが、お互いの言葉を一切信用していないことは間違いない。そのため、モンゴルは両側が支配したくないという完璧な立場にある。
↑貧しいだけでなく、広大な領土にほとんど人が住んでいない。ほとんどのモンゴル民族は内モンゴルに住んでいるが、内モンゴルはなんと中国に占領されている。モンゴルは中国からの独立を宣言したが、すぐにロシア(または旧ソ連)に併合されてしまった。それが理由で2つのモンゴルとなっている。
↑ロシアを燃やすのはモンゴルの伝統だ。
●私たちは歴史をどこまで遡ることができるのだろうか? 個人的なギリシャ人の友人らは、紀元前300年頃のマケドニア(※アレクサンドロス大王の大帝国)を復活させたいと言っている者はほとんどいない。
↑今、キュロス2世に電話しているところだ。残念ながらサルゴン2世は忙しいんだ。
↑北マケドニアはまもなく再び最大の帝国となる。
●いつかウクライナとモンゴルの国境に平和が訪れることを願っている。
●なんてこった、モンゴル、落ち着いて。銃撃戦に戦車を持ち込む必要はない。
元大統領とは言え、かなり攻めた発言に不安を覚える人もいました。