スコットランド民族衣装のキルトは…こんなに着るのが難しかった
後ろ側だけ折り目のあるプリーツスカートのようになっているなど、全体的に複雑な造りの衣装に思えますが、広げるとシンプルな1枚の長方形の布地なのだとか。
キルトの着付けを実践する男性をご覧ください。
How to put on a kilt.
— Tips & Tricks (@awkwardgoogle) February 18, 2024
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シンプルなタータンチェックの布地が、ファッショナブルな衣装に様変わり。
こんなに手順と技術を必要としていたとは。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●うちにはキルトを着る床のスペースがない。
↑もうこんなキルトはない。実際、スコットランド人の自分でもこんなキルトを見たのはこれが初めて。最近のスコットランドのキルトはプリーツが入っていて、ただ着用するだけになっている。
↑キルトとして使いやすいのはいいが、それ以外での実用性が損なわれる。
↑キルトを他に何に使っているのだろう?
紳士は水たまりを覆って人を通してあげるためにキルトを脱ぐのだろうか? あるいはピクニックの大きな敷物として?
↑スコットランドを見たことがあるかい? どこかに閉じ込められたり、ひどい天候の中を長旅することを想像してみてほしい。キルトは生命保険のようなものだ。それとウールは濡れても熱を逃がさない性質がある。
●最も重要なステップはバグパイプを演奏させることだ。それがなければ、ただの悲しいコスプレになってしまう。
●「イングランドがやって来る。急げ! 戦いの準備をしろ」
↑「ハニーーー! オレのセカンドベルトはどこだ!?」
↑面白いのは、その会話は実際に交わされたに違いないということだ。
↑最後のスコットランド人とイングランド人の戦いは、キルトが開発される2世紀ほど前のことであり、キルトの前身であるベルト付きチェック柄ともほとんど重ならない。自分の知る限り、キルトを着たスコットランド人がイングランド人と戦ったことはない。
↑ブレイブハートのドキュメンタリーを見たよ。メル・ギブソンは確かにキルトを着ていた。
↑キルトは普段着だった。戦いでは、スパンコールで覆われたフルレングスのボールガウンを着た。豪華さで相手の目をくらませるためだ。
●想像を超える複雑さだった……。
●わお。1日の着替えとしては、あまりに大掛かりだ。
↑おいおい、300フィートのチェック柄があればいいじゃないか。
↑いや、500フィートの床の広さが必要なんだ
↑下着が必要ない服装なら、室内にスペースがなければ外の芝生の上でやればいいと思う。
●誰か知らんがゴムを発明した人は聖人だ!
●キルトは見た目は最高だけど、着るためにこれだけの床面積が必要だとしたら、ひどく効率の悪い服に思える。着るために地面を転げ回らなければならない事実を気にしないとしてもだ。はは。
↑衣服としてしか使わないのであれば、非効率的だ。キルトは寝袋、毛布、レインコート、テント、タープとしても使える。17世紀の人々にとっては、非常に汎用性の高いものだ。
The Great Kilt -ULTIMATE SURVIVAL BLANKET? - Outdoor Clothing & Shelter in ONE Multifunctional Cloth - YouTube
●下着を着ない理由がわかった。暑すぎるし、蛇口を開く前にすべての生地を取りのけるのに時間がかかりすぎる。
今どきは簡易なキルトが普及しているとのことです。