かつて300点満点のボウリングで299.5点を記録した人がいる…歴史的な珍記録となった理由
ボウリングで全てのピンを倒してパーフェクトを達成すると、スコアは300点(満点)。最後の1投だけ9本倒したときは299点。
ところがアメリカで、かつて「299.5点」が記録されたことがあります。
いったいどんな条件のときに、そのようなスコアが可能となるのでしょうか。
記録が達成されたのはワシントン州シアトルのボウリング場で、1905年に行われたゲーム。
なんと最終フレームのピンの1本が真っ二つに割れてしまったのです。
ピンの半分は立ったまま残っていたので、審議の末に"299.5"が記録されました。
ピンの破損は現代でも珍しくないですが、真っ二つになるのは当時のピンの構造によるもの。しかしながら、半分だけ元の位置に残るのは当時でも珍記録だったようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●正直言って300を出すより、この記録のほうがずっとうれしいよ。地元のボウリング場に行って壁に貼ってある300達成者の写真を見てごらん。それほど珍しいことじゃない。でも、299.5は絶対に真似できない。そのスコアは全世界で自分だけのものだ。
●一度起こったことはまた起こり得る。
↑(投稿者)20世紀初頭のボウリングのピンは木製で、半分ずつのパーツを接着剤で貼り合わせていた。今よりピンが真っ二つに割れる可能性ははるかに高かった。
●得点画面のアニメーションを見たい。
●ちなみに、最も難しいスコアは292だ。まず11ストライク、それから2カウントを取るのが唯一の方法だ。そして、ボウリングで2カウントは簡単ではない!
●それは300点であるべきだったな。用具が立っていない無傷の状態(すべてが立っていたわけではなく、したがってすべてが立っていない状態)で故障した場合は転倒扱いとなる。
↑(投稿者)これは1905年の出来事だから、まだそのルールが制定される前だったのかもね。
ボウリングのちょっとした面白トリビアでした。