10000m走者の上位100人の出生地は…こんなにも特定地域に偏っている
(credit:Reddit/Emanuele810)
出生地を地図上で赤点で示したものですが、ほとんどがアフリカのケニア(南側)とエチオピア(北側)2国で占めています。
特にケニア南西部の密集度はすさまじい。
日本でも箱根駅伝の留学生はケニア出身が多いですが、ここまで偏っていたのですね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ウィスコンシン州で雪から逃れようとする男もランクインしてる。
(※アメリカの2つのうちの右側)
↑代行運転手がほとんどの晩にいなかったんだろ。
↑アルコール依存から抜け出そうとしているんだ。
↑バンクーバー島(カナダ)の、唯一の男はどこに向かって走っているんだ?
↑バンクーバー島の男は誰なんだ? キャメロン・レビンス?
●まったく驚くべきことではない。ケニアとエチオピアは、基本的に世界で唯一、標高が高い上に温暖な気候だ。そのような環境で人々が生き残るための適応が、長距離ランナーにも適しているのだ。
↑肺活量や血球数など、その他の地域の人々と生理学的にどのように違うのか、また他の要因との比較や、その程度について詳しく知りたい。
●誰かこれを科学的・歴史的パターンを説明できる?
↑ケニアにいるのはすべて同じ山岳民族の出身だ。
↑ケニアには43の部族がある。これらのアスリートはすべて、カレンジン族と呼ばれるひとつの部族の出身だ。ウガンダ出身選手もカレンジン族で、国境で隔てられているだけで同じ言語を話す。
だから、ケニア人全般を研究するのではなくカレンジン族を研究すべき。
↑キャサリン・ヌデレバ、サムウェル・ワンジル、ヘンリー・ワニョイケ、チャールズ・キマティのようなキクユ族のランナーもいる。とは言え、ほとんどがカレンジン族の選手だ。
↑遺伝だ。大勢がそれを口にすることを恐れている。環境的な圧力が長期間にわたり、カレンジン族を長距離走者に変化させた。この分野で彼らは遺伝的に優れいる。彼らほど長距離走に優れていなくても悪い気持ちになるべきではない。特定の課題において、遺伝的な優位性は存在する。
↑なぜ口にすることを恐れるのだろうか? 人間がどのように環境により遺伝的に適応してきたか、もっと研究してみたい。とても興味深い。
↑公共の場では、このような議論はできない。すぐに似非科学的な人種科学に陥ってしまうからである。
↑高地トレーニングは肺の肺胞密度も高める。これは必ずしも遺伝的な特徴ではなく、環境によって変動する。肺胞は肺の中で気体交換を行う組織。
健康体であれば、酸素不足のために肺胞が多く形成されたり、酸素が利用しやすくなったときに一部が代謝されて入れ替わらなかったりする。しかし、この現象が起こるには数か月かかるため、高地からのランナーが海抜付近で競技をする場合、有酸素運動においてかなり優位になる。
アメリカのエリートランナーやサイクリストがコロラド州やアリゾナ州北部で長期トレーニングを行う理由もこれ。密閉されたテントで寝て、睡眠中の酸素暴露をコントロールする人もいる。
●彼らは何から逃げているのだろうか?
↑逃げるのではなく追いかけるのだ。何千年もの間、人間は(自分よりはるかに足の速い)獲物を長距離スタミナによって追い詰めてきた。
環境と遺伝の両方に恵まれているとのことです。