今でも語り草…ビル・ゲイツがマラリアの講演中に蚊を放つ「貧困者だけが刺されるのは不公平だからね」
さまざまな分野の人が専門知識やアイデアなどを共有する場ですが、2009年にビル・ゲイツ氏が行ったマラリアについてのスピーチが今でも語り草になっています。
なんと貧困者だけが蚊に刺されるのは不公平だと言い、会場に蚊を放ったのでした。(※マラリアは蚊が媒介して感染する)
(※蚊を放つのは動画の5分頃)
TED/Mosquitos, malaria and education
「貧しい人々だけが蚊に刺される経験をしなければならない理由はない」と言って、蚊を放ちました。
え?
なんと大胆かつクレイジーな行動。
しかしながら聴衆に、蚊に刺された人はいなかったようです。
その理由も含めて、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●彼もその会場にいたんだよな。
●どうやら血を吸わないオスばかりだったようだ。
↑無精卵のオスを大量に産んで放すと、交尾相手を奪い合うから産卵量が減るんだ。よくあることだから、一瓶手に入れるのはたいしたことじゃない。
●一方、ビル・ゲイツに比べれば、聴衆の誰もが貧しかったに違いない。
↑彼はただ、彼らの社会的水準の違いを示しただけだ。
↑似たような話で、会社の洗面所が汚いと苦情を言った従業員の話があった。上司は重役用の洗面所を普通のものに変えた。
↑手の届かない富を持つ男は、病気を与え、治し、奪う力を持っている。
●その蚊はきっと直接私のところに飛んできていただろう。蚊にとって私の血は神の蜜なのだ。(※刺されやすい)
↑ほとんどの研究では、血液はおそらく無関係であるとしている。それよりも体臭の方が問題だ。
「その後、研究者はボランティアの皮膚を分析し、各人の化学的プロフィールを導き出した。蚊はカルボン酸を多く含む人間のにおいを好んだという」
つまり、基本的に蚊はカルボン酸が好きで、そのカルボン酸はしばしば強い酸っぱい臭いがする。
追記):人間の嗅覚ではわからないにおい。
↑おお、それは誰かの体臭を指摘するときの洒落た方法だ!
刺さないオスの蚊だけを放ったとのことですが、わかっていても会場にいたら落ち着かないことでしょう。