欧米で「耳かき」が売られてないのは理由があった…体臭に関係する遺伝子
黄色人種の耳垢は乾性(カサカサ耳)が多く、それ以外の人種は湿性(ベタベタ耳)が多いのだとか。
乾性耳垢はABC11という遺伝子によるもので、多くの東アジア人が持っているとのこと。
乾性耳垢の比率
中国人・韓国人: 93〜96%
日本人: 84%
ミクロネシア人・メラネシア人: 30〜40%
白人: 10%未満
黒人: 0.5%
さらにABC11は体臭も少なくなるのだそうです。
湿気の多い夏の日本で欧米人の体臭が目立ちやすいなんてケースは、この遺伝子の有無が関係しているのかもしれません。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●体臭を減らすのであって、ゼロにするのではない。
↑大学時代のルームメイトは韓国出身で、遺伝子のせいで体臭はないと主張していた。彼は生まれつきの体臭はないかもしれないが、洗濯していない服やシャワーを浴びないことが原因で臭いってことを伝えようとした。
↑そして毛穴から出るニンニク臭も。
●これはアメリカ先住民にも当てはまり、だから自分にもある。
↑海峡を渡る前は東アジアにいたことを考えれば理にかなっている。でも本当にクールだね、うらやましいよ。自分はオクラホマ州にいるけど、周りにいる先住民は悲しいことにその遺伝子を持っていないんだ(笑)
↑海峡?
↑現在の定説では、東アジア人は約15〜20万年前、最後の氷河期にベーリング海峡を歩いて渡ったとされている。それよりもずっと前に北米に人がいたことを示す証拠も増えているけどね。
●(その遺伝子を持たず、湿った耳垢と体臭の遺伝子を持つ東アジア人として)なぜ東アジアでは綿棒が開発されなかったのだろう。その代わりに、あの派手な耳かきが開発された。明らかにその道具は乾燥した耳垢のためのものである。
それに、個人的にはヨーロッパや中東の香りの多くは、アジアのものよりも自分の体臭によく効くことがわかった。
↑自分は湿った耳垢の人がいることを初めて知った。綿棒の耳かきって、どう使うのかわからず仕上げ用だと思っていた。
↑逆に、湿性の人にとっての「耳かき」は、まるでスコップで泥だらけの床を拭こうとするようなものなのだ……役に立たない。
↑なんてこった。同じく耳垢は乾いているものだと思っていた。1〜2か月に1回、綿棒を使うんだけど、シャワーを浴びた後じゃないとダメなんだ。耳垢はゆっくり溜まっていくんだと思う。
●念のため言っておくが「自分はその遺伝子があるのか?」と疑問に思っている人はまずもっていない。臭い奴らめ、デオドラントをつけろ。
↑東南アジアで育った私たちの学校では、この事実は大きな話題となった。ひとたびこのことが知れ渡ると、その遺伝子を持っていることを証明するためにデオドラントをつけるのをやめるブームが起こった。私は今でも、自分にその遺伝子があると主張する何人かの友人がいるが、いや、彼らはただ臭いだけだ。
●地元のウォーハンマー・クラブの人たちは、この遺伝子を手に入れてほしい。
●つまり、体臭が強い人は、耳垢も湿っているということを意味するの?
↑補足的なエピソードとして言うと、自分の耳垢はかなり湿っていて、1日に2回シャワーを浴び、処方された強さの制汗剤を使わないと、かなりひどい体臭になる。
↑やあ、水に強い北欧の血を引く仲間たち。
↑自分の耳垢はベタベタだけど、デオドラントなしでは絶対に外出できない。夏場は1日に何度も塗り直す必要がある。この2つが関係しているとは思ってもみなかった。
↑夫は東アジア人で体臭がまったくない。彼の肌の匂いを嗅いでも何も匂わない。欠点は、乾燥した耳垢がすぐに溜まってしまうことで、耳垢を取り除くために外耳道を洗浄しなければならないことがよくある。
●僕はヨーロッパ人で乾燥した耳垢を持っているけど体臭はない。妻はよくデオドラントを使わないといけないとイライラしているが、僕は使ったことがない。この遺伝子はヨーロッパ人にもあるのだろうか?
↑2%くらいね。
↑なぜ「23andme」(DNA解析サービス)は、私が遺伝的に音痴になりやすいと言う代わりに、このことを教えてくれなかったのだろう。
●東アジア人とネイティブアメリカン(歴史を知れば納得)。
体臭がなくせるわけではないが大幅に軽減される。また、においの種類も違う。白カビにたいして普通のカビみたいに。
●「23andme」でABCC11遺伝子を確認することができるね。
(23andMe - Wikipedia)
遺伝子型は以下の通り。
TT = 乾燥した耳垢。体臭なし。アジア系の可能性が高い。初乳量が少ない。
CT = 湿った耳垢。体臭がやや良好。
CC = 湿った耳垢。普通の体臭。普通の初乳量。
私はフランス系ドイツ系の白人で、全く体臭がない。
今確認したところ、私はTT遺伝子型で、東アジア人の97%がこの型を持っている。快適だよ、ワキ汗もほとんど出ないし、制汗剤を使う必要がなく、人を不快にさせたことがない。
↑時代の変遷
90年代:ネット上に情報を載せるな。
00年代:Facebookに情報を入れよう
10年代:さまざまなアプリに情報を入れよう。
20年代:遺伝子情報をこの会社に渡そう。そうすれば、彼らはちょっとした事実を教えてくれる。
↑初めて耳掃除をしに行ったときの韓国人施術師の目がパニックは何物にも代えがたいものだった。彼女は外国人の患者の経験がなく、私の耳垢が乾いていなかったので病気だと思ったのだ。
体臭の話となると、興味をそそられる人がたくさんいました。