統合失調症の女性に「壁に何が見えるか」を描いてもらった絵
Woman with schizophrenia draws what she sees on her walls. pic.twitter.com/zXLh9JIhbx
— Creepy.org (@creepydotorg) May 4, 2024
花のような美しいデザインと思いきや、近くで見ると、人の目のようなものがたくさん!
目だらけです。
こんなに大勢の人に見られている感じがするのであれば、さぞや落ち着かないことでしょう。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●何千もの目が動いている映像は、私の肌をゾクゾクさせる。
↑同じく。
↑すべての幻覚が恐ろしいわけではない。幻覚が好きで楽しんでいて、それを取り上げてほしくない患者もいる。ある患者は「コウモリ」が好きで、彼の娯楽だった。もう1人は幻覚は友達であり、現実ではないこともよくわかっていたが、彼女にとって唯一の友達だった。人によっては、危険はなく機能し、ビジョンを維持できることもある。
↑そこにいない誰かと交流するのはワイルドだ。最初はビックリするかもしれないけれど、そのうち慣れて、自分の一部として見ることができる。
↑彼女にとってはそうだったようだ。彼女は危険がないことを知っていたし、実際、彼らの存在が心地よかった
↑この前にキノコを摂ったときに見たのと全く同じだ(笑)
キノコはただ動くだけでなく、伸びたり縮んだり、現れたり消えたり、分裂したり結合したりしていた。私は眠ろうとしていたけれど、キノコがまるでガスのようにクローゼットから流れ出てくるのが見えた。みんな叫ぼうとしているようにも見えた。
ちょっと気味が悪かったけど、とてもクールだった。でも、そんなものをいつも見ているなんて想像できない。多分頭がおかしくなってしまう。
●壁に描かれた大勢から見られている感覚は、不穏なものに違いない。見たものを再現できるなんて驚きだ。毎日同じような絵が描かれるのか、それとも日によって大きく違うのだろうか。
↑我々はみんな見られているのだ。
●不穏な美しさ。
●メンタルヘルス・カウンセラーをしている。
みんなが認識すべきなのは、統合失調症のような重度の精神疾患を持つ人々のアート作品は長い間研究され、インタビューも行われてきた。
ある程度明らかになってきたのは、彼らの歪んだ現実観の反映というだけでなく、アート作品自体がアーティストの目から見て歪んでいるということ。
つまり、あなたが見ているものは、アーティストが世界をどう見ているかを完全に正確に表したものではなく、現実の知覚を「記録」する過程もまた病気によって歪められている。
作品はアーティストが見ているイメージとは異なっているのだ。遠近法の歪み、繰り返されるイメージ、形の分断など、いくつかの現象が指摘されている。何らかの理由で、精神病の患者は芸術を制作する傾向があり、健常者と比べて一貫性がないと思われる。より小さな「かたまり」で世界を認識する。
アートは受け取り方によって変わるものですが、より顕著であるとのことです。