五輪銀メダリストが赤ちゃんの手術費を支援するためメダルを競売に…落札者は金額だけ払ってメダルを受け取らず
2021年の東京五輪で銀メダル(女子やり投げ)を獲得したポーランドのマリア・アンドレイチク選手。
彼女はその後の行動でも、大きな話題を呼んでいます。
高額な心臓手術を必要とする赤ちゃんのニュースを聞き、その費用を支援するために自身の銀メダルを競売にかけたのです。
Maria andrejczyk 🇵🇱 pic.twitter.com/hlC8rF4I2n
— Lists - Threads | Read & Fun (@xListe) August 25, 2024
ポーランド国内で赤ちゃんを救う手段は残っておらず、アメリカ・カリフォルニア州スタンフォードでの手術が最後の希望でした。
手術に必要な額は150万ズウォティ(約38万3000ドル=約4200万円)。このうち半分は既に集まっており、残りの半分を必要としていました。
アンドレイチク選手は「人の命を救うためにメダルを使うことができるなら、それが本当の価値だ」と述べ、メダルを手放すことに迷いはなかったそうです。
最終的に銀メダルは12万5千ドル(約1800万円)で落札されたのですが、なんと落札者は代金だけ支払い、銀メダルは受け取らないと申し出ました。
C’est aussi ca, l’esprit olympique :
— gewurztraminer (@benabarr) August 3, 2024
La lanceuse de javelot polonaise Maria Andrejczyk avait mis aux encheres sa medaille d'argent des JO de Tokyo pour financer une operation cardiaque pour un nourrisson. La chaine de supermarches Żabka qui a remporte l'enchere pour 125.000€ lui… pic.twitter.com/rRBuSzs5g4
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●こういう話題は支持したい。
↑彼女はもう1つのメダルに値するね。
↑そっちもオークションに出して、別の子供の手術のために使う。
●「東京五輪の直後、ポーランドの女子やり投げ選手マリア・マグダレーナ・アンドレイチク選手はFacebookで自身の銀メダルを売却し、生後8か月のミロシェク・マリサ君の手術費に充てると発表した。
募金ページによると、男児は自宅ホスピス療養中でアメリカでの緊急手術を必要としていた。(※実際の手術はバルセロナ)
落札者はポーランドのコンビニエンスストア・チェーンの"Zabka"で12万5千ドル(約1800万円)。ところがZabkaはメダルを受け取らず、代金だけ払ってアンドレイチク選手の銀メダルは受け取らないと申し出た。
「私たちはオリンピアンの美しく高潔な行為に感銘を受けました。マリア・アンドレイチク選手にメダルを留めてもらうことにしました」と声明を出している。
↑ブラボー、Zabka。なんて良いニュース。
↑Zabka、ありがとう。それが非常に優れたマーケティング戦略であることは承知している。
↑Zabka=カエル
アメリカのセブンイレブンに似たコンビニチェーン。
●その続きのエピソードを読んだら悲しかった。
「今夜(2022年3月1日)1時5分、ミロシェクは天使たちの仲間入りをしました。最愛の勇敢なヒーローは永遠に私たちの心に残ることでしょう。
ミロシェク、時間だけが私たちを隔てている……。
ご家族と愛する方々に心から哀悼の意を表します。
↑なんて悲しいことだ、少なくとも彼らは彼に報いた。RIP。
●繰り返しになるけど、五輪銀メダリストと、赤ちゃんの手術に資金提供したポーランドのコンビニエンスストア・チェーンは素晴らしい仕事をしたよ。
↑今度ポーランドに行ったら、Zabkaで買い物をするつもりだ。
いろんな思いやりを感じるエピソードではあります。