全面禁煙の機内でタバコを吸い続けた乗客に…高額な支払命令が下される
シドニーに向かう便(2023年9月25日)で、32歳の男性乗客がタバコを吸い続けたことから、飛行機はパースに引き返さざるを得なくなりました。
裁判は1年ほどかかりましたが、着陸のために捨てた燃料費(8630豪ドル)と罰金(6055豪ドル)、総額1万1861豪ドル(約115万円)の支払い命令が下されました。
世界的に悪質な乗客には厳しく対応する流れとなってきているようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●罰金が加えられて12000ドル近くになったね。彼らにとって良かったね。
↑人々は航空会社の料金がどれほど急速に高くなっているか忘れている。
罰金でこの乗客は今後10年間飛行機に乗れなくなるかもしれない。そうなれば、私の旅行計画に大きな影響があるだろう。
↑それなのに、いい大人が2時間ほどのフライトで大人のふりが出来ないのが意味が解らない。
↑ほんと意味不明だね。ヘッドホンをしてボーッとするだけ。自分ならトイレに立ち上がるために他の人に迷惑をかけるのさえ嫌だ。でも、隣の席の人とケンカになる理由を探している人を見たことがある。もっとスペースが欲しいとか、相手の見た目について気に入らないとか。
↑私が乗っていた便で(よかった、隣に座ってなくて)、直前に予約したせいで別々の真ん中の席になってしまったことに腹を立てたカップルが放り出された。
彼らが自分たちのために移動しろと言った相手の人は「ふざけるな、自分は理由があってこの席を選んだんだ、真ん中の席と通路側を交換するつもりはない」と言った。するとカップルはその相手を引きずり下ろそうとした。口論になり、怒鳴り、悪態をつき、真ん中の席の2人は飛行機から追い出された。途中で誰かが「これはデルタ航空だ、スピリット航空(※格安航空会社)じゃない!」と叫んだ。
ちなみにノックスビルからアトランタまでの30分のフライトだった。
●2021年にアメリカ連邦航空局は、飛行機内で悪質な行為をした乗客に対して厳格な対応方針を導入すると発表した。
個人で最高額の罰金4万823ドル(約580万円)が科せられたのは、機内にアルコールを持ち込み、酩酊し、トイレでマリファナを吸おうとし、客室乗務員に性的暴行を加えた旅行者だった。
いったい世の中どうなっているんだ。ここ数年、飛行機で暴れる乗客の話が絶えないような気がする。
●コロナ禍以降、ひどくなった気がする。
↑コロナ禍前に退社した元客室乗務員として……これほど幸せなことはない。
●どうか、これが「責任の時代」の幕開けとなりますように。
↑お願いだから、頼むから、お願いだから、今世紀は、「このクソみたいなことをして逃げ切れるとでも思ったのか」という世紀にしよう。
●5000ドルという金額は、民間航空機の1時間あたりの運航コストに比べれば微々たるもので、乗客に多大な迷惑をかけることは言うまでもない。
↑「搭乗禁止」リストに掲載されることになる。それは罰金よりもはるかに大きな罰だ。
↑バカな態度をとれば、バカ扱いされる。私はこれでいいと思う。罰金と10年間の搭乗禁止。このバカどもには結果が必要だ。
世の中のルールも変わってきているようです。