「歴史上で最も多くの人を殺した独裁者ワースト10」海外の反応
(Reddit/Bubblly-Buttercup, Popten.net)
前提として諸説あるうちの1つに過ぎない数字ですが、今回取り上げられていたランキングは以下の通り。
1. 毛沢東 (Mao Zedong)
・ 中国 (1943 - 1976)
・ 約7800万人の死者
2. ヨシフ・スターリン (Jozef Stalin)
・ ソ連 (1922 - 1953)
・ 約 2300万人の死者
3. アドルフ・ヒトラー (Adolf Hitler)
・ ドイツ (1934 - 1945)
・ 約 1700万人の死者
4. レオポルド2世 (Leopold II of Belgium)
・ ベルギー (1865 - 1909)
・ 約 1500万人の死者
5. 東條英機 (Hideki Tojo)
・ 日本 (1941 - 1944)
・ 約 500万人の死者
6. イスマイル・エンヴェル・パシャ (Ismail Enver Pasha)
・ トルコ (1913 - 1919)
・ 約 250万人の死者
7. ポル・ポト (Pol Pot)
・ カンボジア (1963 - 1981)
・ 約 170万人の死者
8. 金日成 (Kim Il Sung)
・ 北朝鮮 (1948 - 1994)
・ 約 160万人の死者
9. メンギスツ・ハイレ・マリアム (Mengistu Haile Mariam)
・ エチオピア (1974 - 1991)
・ 約 150万人の死者
10. ヤクブ・ゴウォン (Yakubu Gowon)
・ ナイジェリア (1966 - 1975)
・ 約 110万人の死者
当然歴史で知っている名前がずらりと並んでいますが、死者の数には結構な差があります。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●チンギス・ハーンとモンゴル人は7500万人殺したんじゃなかった? 実際に地球に影響を与えるほど?
↑気候への影響は神話だったと思うけど、そうだね。近現代史にのみ焦点を当てているようだ。
↑近代史以前の数字を把握するのは本当に難しい。
↑場合にもよるが、私たちは、軍団の給与と装備に関するローマ時代の資料を良好な状態で発見し、彼らのキャンペーンで提供された数字と比べると比較的正確である。
↑ローマ人は文書を残すのが本当にうまかった。古代史の中では例外だ。
↑彼らはしばしば相手側の戦闘員数を膨らませていたようだ。
↑カエサルと関係があるとすれば、それは真っ当な古代カエサルのプロパガンダだからだ。
↑高校時代に面白半分で彼の手記であるガリア戦記を読んだ。どんな戦いや小競り合いでも1人の兵も失わなかったと語っている。うまくいかなかったことは1つもなく、逆境は知恵を使って無傷で切り抜けたという。
読み物としては面白いが、信憑性を発揮することはないだろう。
●これは非常に悪く、あいまいなグラフだ。
↑非常にあいまいだ。
例えば、毛主席の数字は議論の余地がある。数百万人という説もあれば、1億2000万人という説もある。
問題は、その死者の大半が管理ミスによるものだということだ。例えば、大躍進政策の際には約3000万人が餓死した。スズメを殺したことが飢饉を招いたという意図せざる結果だった。毛沢東のせいだと言えるのか? そうかもしれないが、しかし人々をガス室に入れるのとは全く違う。
↑また、1人当たりの統計の類も無視している。例えば、このグラフではポル・ポトは中位だが、実際には4年間でカンボジアの人口の1/4を死に追いやった。
↑ああ、それについても言及しようと考えていた。ポル・ポトはいくつかの指標から見て最悪だった。彼は、家族の1人が眼鏡をかけていたとか、1人を殺したら家族全員を殺さなければならないとか、そういう単純な理由で家族を皆殺しにした。
●スターリンや毛沢東は飢饉を数えたが、ヒトラーは第二次世界大戦中に殺された人々を数えていないのは興味深い選択だ。
●頼むから競技にしないでくれ。
●これは主観的なものではないのか? 彼らの行動の間接的な結果として死んだ人々もカウントするのか? 自分たちが始めた戦争で死んだ人もカウントするのか? 他人が始めた戦争(例えばスターリン)で自分の行動の結果として死んだ人はどうなのか?
視点によって見方が大いに変わるようです。