フランス人が木枠で囲んだだけの「茶室」を作って世界中で振る舞う
フランス人のピエール・セルネ氏は、日本の茶道を現代アートの文脈で再解釈し、グローバルな対話のツールとして活用しています。
2002年に「ゲリラ・ティールーム」と称して12本の木の棒で囲んだキューブ空間を作り、世界のさまざまな場所で人をその茶室空間に招待して回りました。
“Guerilla Tea”, 2002, Pierre Sernethttps://t.co/AbsxxddzMW pic.twitter.com/DNmr7PAlHN
— one (@one_random_one) April 17, 2024
木の棒で囲んだだけの空間ですが、まるで異世界の雰囲気。
ビーチだったり、広大な自然の中だったり、砂漠だったり、空港だったりと、まさにゲリラ・ティールーム。
ちょっと面白いコンセプトではあります。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自分にも世界中を飛び回るお金があればいいのに。
↑私のキューブで葉水を注いであげよう。
↑それはコーヒー? それとも乾燥発酵豆ジュース?
●これが人間のあるべき姿だ。我々は常に働くようにはできていない。自分たちで作り上げた社会システムはバカげている。資本主義なんてくそくらえだ。
↑人間はオフィスで働くための存在ではない、1日13時間、木の実を採り、排泄して死ぬためにつくられたのだ。
↑いや、良いベリーと調整された腸内細菌を手に入れ、それから牛に石を投げて3日間ビーフシチューを食べるためだ。
↑今の人間が何かを「やらされている 」とは思わない。どれほど仕事や住宅事情に不満があっても、野外や洞窟で火のそばで寝たり、一日中食べ物を探して狩りをしたりするよりは、現代生活のほうがずっといいと思う。
↑資本主義の副産物で、比較的安価な民間航空や大規模な観光を満喫できている。両方を手に入れることは出来ないよ。
●きっとパントマイムのように中に閉じ込められたふりをし、5分後に出て行くように丁重に言われるんだ。
●彼がゲストを直視している写真は1枚しかない。
↑最初にやったことを隠蔽するために、残りをすべてやらなければならない。
●ビキニ姿の女の子たちで始めるとはすばらしい。
↑「こんにちは、お嬢さんたち。僕は今3mの立方体の中に閉じ込められ、日焼け止めローションをたっぷり塗ってお茶を飲む文化研究をしています」
●典型的なフランス人オタクの行動。
●オリジナルは日本の茶道?
↑自分もそれが気になった。彼は日本人ではないのに茶道というコンセプトは何なんだ?
↑茶道は心を落ち着かせる、冷静な体験になる。日本人だけでなく世界には茶道を学ぶ人がたくさんいる。おそらく彼はそれを体験し、学び、見知らぬ人とのひとときを過ごしたかったのだろう。いろいろ寄せ集めてポジティブな成長をもたらすのであれば。私の知る多くの日本人は、まったく気にしないし、クールだと思うだろう。
↑見ているだけでヒザが悲鳴を上げている。
こういう試みができること自体に余裕を感じますね。