2024年10月15日 12:57

サハラ砂漠で50年ぶりの洪水…モロッコの干上がっていた湖が満水に

 

サハラ砂漠50年ぶりの洪水
アフリカ北部の数か国にまたがる、世界最大のサハラ砂漠。

この100年で10%も広がるなど砂漠化が深刻化している状態ですが、モロッコで50年ぶりとなる洪水が起きました。

Reddit/TheMidpoint


Drone footage shows rare flooding in the Sahara desert - YouTube

モロッコでは2日間で約1年分の雨量に相当する猛烈な雨が降り、サハラ砂漠の乾燥地帯の一部が洪水を起こし、50年間干上がっていたイリキ湖が満水に。

この地域では6年連続の干ばつが続いていました。

空気中の湿度が上昇したことにより、この雨が同国の天候に何年にもわたる影響を及ぼす可能性もあるとのことです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●バッグス・バニーのドキュメンタリーを見たことがある。これは蜃気楼だ。飛び込めば顔中砂だらけになるんだ。

↑笑いをありがとう。

●洪水が起きたのは約50年ぶりのこと。
さらに深刻なことに、砂地やオアシスに水が湧き出し、モロッコとアルジェリアでは20人以上の死者を出し、農作物に被害を与えた。そのため政府は、昨年の地震の影響を受けた一部の地域を含めて、緊急支援資金を割り当てている。

↑水はどこから来たんだろう? ダムの故障か、海面か、その他なのか?
追記:記事によると海面上昇ではなく、降雨によるものだという。

↑そう、雨水だ。気候変動の興味深い影響のひとつは、サハラ砂漠の雨量が増えること。しかし、マイナス面は世界の他の地域では雨量が減ること。

●乾いた土地は水をあまり吸収しない。

Absorption rate of water on hydrated versus dry ground - YouTube

↑長年砂漠に住んでいる。近所の洪水警報の標識をジョークだと思っている人もいる。
地面が水をまったく吸収しないときに、どれだけ速く硬水が流れ込んでくるか、人々は理解していない。他の地形では心配のないような雨でも、急激な洪水は一瞬にして起こる。

↑10年ほど前にモハーヴェ砂漠(アメリカ南西部)をドライブしたとき、岩に刻まれた乾いた溝が道路と交差していることに気づいた(その交差地点では主に地下水路を使って迂回させたり、水路を作ったりしている)。
そのときは乾燥していた……初夏だったが注意深く見れば、それらの溝は非常に大量の水が猛スピードで移動することによって刻まれたものだと気づくはずだ。
「注意:砂漠は極めて皮肉な方法であなたを死に至らしめる可能性があります」と書かれた看板を見て、笑い飛ばすことはできない。

●ちょうど今、この地域(モロッコ南東部)を訪れている。とても非現実的な光景だよ。

↑自分は年明けに2週間ほど滞在した。街の外にある小さな家々は、このような状況に耐えられるのだろうか?

↑何年も前にメルズーガの近くに出かけたことがある。太陽に照らされた砂丘の美しさは忘れられない。写真では伝わらない。

●溺死は実は砂漠でよく見られる死因。

↑海の公園で火事で死ぬようなものだ!

↑実のところ、脱水症状で死亡する人よりも多い。

●南極に花が咲き、サハラ砂漠が洪水に見舞われる。なんと言う時代に生きているんだ。

●これは良いことなの? 悪いことなの?

↑別の記事で指摘されていたが、これは5万年周期のサイクル。緑が生い茂り、やがて砂漠に戻る。これは普通のことだが、気候変動がこのサイクルにどのような影響を及ぼすかは時間が教えてくれるだろう。


長くは続かないようですが、近年の気候変動の影響を感じますね。

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