ノルウェー政府が山道の階段建設のために…エベレスト登山の案内人であるシェルパを雇用する理由
The Norwegian government hires sherpas from Nepal to build pathways on mountains. It is believed that they are paid handsomely, so much so that one summer of working in Norway equates to over 10 years of work in Nepal: pic.twitter.com/ph3EqschVt
— Black Hole (@konstructivizm) October 30, 2024
ノルウェー政府は、登山者を支え高地の過酷な環境に強いシェルパを、自国の山岳地方の遊歩道を整備する人材としてを雇用しています。
ノルウェーでの仕事は、シェルパにとって非常に高収入であり、ひと夏て稼ぐ収入はネパール国内で10年以上働いた場合に相当するのだとか。
互いに利益を得る理想的なパートナーシップを築いているとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この取り組みは、2015年にネパールで起きた大地震後に始まった。多くのシェルパが家や生活の基盤を完全に破壊された。そこで、彼らにノルウェーの特別就労許可を与えて階段を建設してもらい、生活再建に十分な収入を得て帰国してもらうというアイデア。
いくつかの階段が完成した後、すべての自治体が「私たちも階段が欲しい」と叫び、それ以来続いている。
↑この取り組みで興味深いのは、労働者たちは対価のごく一部しかもらっていないこと! 彼らの取り分は10%ほどで、残りは出身村に支払われる! これによって学校が運営され、医者にも給料が支払われたりするのだ!
↑彼らは『村の経済』を抱えていて、稼いだものはすべて村の口座に入る。
●彼らは良い給料をもらい、一生懸命働いて、自然を守る手助けをしている。
もしこの階段がなかったら、多くの人が好き勝手に歩くことで、たくさんの道ができてしまう。その道は秋や冬の雨や雪で崩れてしまい、環境が壊れる。この階段があることでみんなが同じ道を使うので、新しい道ができるのを防ぎ、自然を守ることに繋がる。それに、階段はぬかるんだ道より滑りにくいので、安全にも役立っている!
●彼らは腰を傷めるような非常に厳しい肉体労働をするユニークな職人だ。彼らに高い報酬を払うのは当然である。
↑仏陀はネパール出身だ。偶然だろうか? そして恐ろしいグルカ族もネパール出身だ。さらに偶然?
(※グルカ族は、ネパールの複数の山岳民族から構成される集団。グルカ傭兵は卓越した戦闘能力と忠誠心により「世界最強の兵士」として知られる)
↑正直なところ、グルカ族は橋の建設もかなり得意だ。ジャングルで1945年。木造の橋を6分で架ける。そして、おそらく世界で最も獰猛な軍隊だ。
Gurkhas In Far East: Building a Bridge (1945) | British Pathe - YouTube
↑間違いなくそう言える。何年も前に彼らを相手に防衛訓練をしたが、夜11時から午前3時までノンストップで攻め続けた。
●才能を認め、質の高い仕事ぶりを求めるなら、最高の人材だけを雇えばいい!
●ネパール人が地球上で最も頑強なヤツらであることは間違いない。神力や耐久性は、他の誰とも違う。
↑シェルパは標高の高い場所で生活するために、遺伝的に素晴らしい適応を持っている。
●彼らにとっては良いことだし、ノルウェーができるだけ少ない金額で済まそうとしなかったのも素晴らしいことだ。
●その階段がそれくらい長いか見せる動画がある。
That turned out much harder than we thought... - YouTube
もともとは災害支援から始まったプロジェクトでしたが、両国にとって良い結果となっているようです。