「キアヌ・リーブスの新作映画が制作されているか検索したら、こんな惨状だった…」AIによる混乱がひどい
生成AIは便利ですが、大きな変化が始まった黎明期や過渡期ということもあり、多くの混乱も生み出しています。
キアヌ・リーブスの新作映画についてGoogle検索した人が、途方に暮れた例を紹介していました。
(credit:Reddit/KnightTrain)
キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック4」を観たばかりの男性が、シンプルに「ジョン・ウィック5」が制作されるのか尋ねた検索結果。
赤字の部分はAIによる偽情報ばかり。
まず「ジョン・ウィック5」は存在しないのですが、予告編や公式っぽい宣伝から、100%憶測のクリックベイト記事までAIが作り込んでいました。
数少ない正しい情報は、長い記事の中盤にある「ジョン・ウィック5はスタジオによって承認されたが、現在は誰も取り組んでいない」という記事だったそうです。
これが2025年の現状だと嘆かれていました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●少しでも人気のあるものを検索すると、すぐにこの地獄絵図に放り込まれる。検索結果の情報不足に不満を感じていた時代が懐かしい。
↑一般的な他の検索も同じ。
↑これだけ有名な俳優の人気映画シリーズがこんな状態だとしたら、ダブルチェックが簡単ではない無名のものを検索するときは、どれほどひどいことになるのだろう。
↑Google検索の最後に"-AI -Sponsor"と付け加えれば、このようなゴミの90%は削除される。
"John wick5 -AI -Sponsor"でググって最初に表示されたのは、キアヌ・リーブスが膝の故障を心配している実際の言葉だった。あまりユーザーフレンドリーではないが……機能はしている。
↑以前、ニッチなトピックに関する医学文献を調べるためにChatGPTを使おうとして失敗したことがある。ジャーナル、著者、研究の詳細が書かれた研究についてのフィードバックをもらってすごいと思った。しかし、どのクソ研究も完全な偽物だった。
(注:もし医療関係者がこれにつまずいたら、OpenEvidenceをチェックしてみて)
●これは現在「インターネット汚染」として知られているものだ。かなり蔓延している。新しい検索エンジンの登場時期がやってきたね。90年代にGoogleがAOLのゴミを一掃したように。
●最近、インターネット検索がどれほど悪化しているかは本当に驚くべき。2018年の頃はゲームの特定の武器の名前とゲーム名を検索すれば、その画像を30枚くらい見ることができたのに、最近はAIがランダムに生成した偽の画像や関係のない画像が表示されるだけで、探しているものを見るためにはwikiを探さなければならないことが多い。全くの狂気。
↑2018年はGoogleの最盛期だった。今は、末尾にredditを付けるまではただのゴミで、redditの結果しか出てこない。
●ここ5年ぐらいでGoogleがめちゃくちゃ劣化したと思うのは自分だけかと思ってた。最近、関連するものが何も見つからない。時間の無駄に思える。
●YouTubeにアップされている、他のシーズンのクリップをうまく編集した、そこそこ人気のある好きな番組の偽予告編を見るまで待ってほしい。
↑ひどいAIのボイスオーバーが、同じ回りくどいフレーズを何度も繰り返すのが忘れられない。
●どんな動物の画像検索でも、99%の確率でAIによるくだらない偽物が表示される。
検索結果を杞憂する声が多くありました。AIのフェイクをなんとかしたいものですね。