ママは仰天…11歳の少年がパスポートも搭乗券も持たずにイギリスからイタリアへ渡ってしまう
海外旅行するときには、パスポートはもちろん、搭乗券を持って厳しいセキュリティもくぐり抜ける必要があります。
ところが2012年に、パスポートも搭乗券も持たずに、11歳の少年が単独でイギリスからイタリアへ飛行機で渡航する珍事が起きました。
11歳の少年は2012年に母親と買い物中に姿を消し、マンチェスター空港に向かいました。マンチェスター発ローマ行きの飛行機に1人で乗ることができたのです。彼が発見されたのは離陸後でした。
当然パスポートも搭乗券も持っていませんでしたが、知らない家族の後ろについて行動することで5回のセキュリティチェックを通過し、ローマのフィウミチーノ空港に到着しました。
子供だったことから誰もが無関係の家族といるとは思わず、セキュリティも甘くなったとのこと。
少年の不在に気づいた母親が警察に通報し、イタリアの警察が少年を発見し、保護しています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●彼の母親が電話を受ける場面を想像してみよう。
「息子さんを見つけましたよ!」
「ああ、素晴らしいニュースだわ。どこに迎えにいけばいいかしら?」
「彼は今、トレビの泉の前でパスタを食べ終わるところです」
↑「良い知らせは、航空会社が息子さんをセキュリティ・アナリスト兼アドバイザーとして雇いたいと言っていることです。悪い知らせは、往復航空券の代金が支払われるまで、息子さんは帰国できないことです」
↑マンチェスターからローマへの往復航空券はそれほど高くない。距離的にはロサンゼルスからシカゴに飛ぶようなもの。
●1985年、2人の少年(10歳と13歳)がダブリン(アイルランド)からフェリー乗り場までの列車に乗り、イギリス行きのフェリーに乗り、ロンドン行きの列車に乗り、ロンドンからニューヨーク行きの飛行機に乗ることに成功した。「特攻野郎Aチーム」の俳優B.A.バラカスに会うためだった。ジョン・F・ケネディ空港を出た彼らは、「街」への行き方を尋ねられた警察官が彼らの冒険を止めた。
↑9・11以前のフライトの話は正気の沙汰ではない。両親から、チケットなしでゲートまで歩いて行けたという話を聞いて驚いた。
●13歳のとき、交換留学プログラムの一環で家を1年間離れた。年の終わり頃、交換留学生の親の要請で私の両親がやってきて、私が帰国するまでの2週間、私が住んでいた家に一緒に滞在した。
帰国時のフライトの時間にトイレに行った。戻ってみると、搭乗待合室には誰もおらず、窓口のスタッフたちが閉めようとしていた。あわてて「その便に乗ることになっている」と説明した。スタッフが電話で呼び出すと、恥ずかしそうに母親が迎えに出てきた。
毎年クリスマスにこの話を持ち出している。私はもう40歳を過ぎている。
●この記事で一番面白いと思ったのは、航空会社や空港のスタッフが何度も「彼はセキュリティを通過したのだから、明らかに脅威ではないだろう」と言っていること。
そもそもなぜセキュリティを通過したんだ? 乗るべき人間を選別する最初の関門じゃないのか?
●「すべての道はローマに通じる」←納得だ。
9・11以前はセキュリティが甘かったとはいえ、子供だと意外なほど素通り出来てしまうことがあったのですね。