深瀬昌久さんが1974年に毎朝撮った妻の写真が海外で注目を集める
「私写真」の先駆者として世界的に知られている写真家、深瀬昌久さん。
1974年に毎朝出勤する妻の洋子さんをアパートの窓から撮影し続けた写真は、今なお多くの人を惹きつけています。
海外掲示板でも話題を集めていました。
"Masahisa Fukase 1961-1991" PR movie_01 - YouTube
当時流行っていたミニスカートを着こなし、ポーズを取る彼女の妻の洋子さん。
時に笑顔、時に不機嫌、時におふざけ……。日々変化する表情や仕草には、生命力があふれています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自分のタイプだ、めちゃくちゃ気に入った。
↑彼女と友達になりたい!
↑自分も最初にそう思った! なんて豊かな表情とポーズ。
↑私は彼女のワードローブ全部欲しい。
↑彼女がカメラに向かって楽しそうにハメを外した姿を見ると、彼女と結婚できて彼はなんて幸せなんだろうと思う。
●彼女はとてもファッショナブル!! 彼女が着ているもの全部好き!
↑今日それらを全部着ても、まだ格好良く見えるよ
●これは本当にスイート。そして、その服はなんてファッショナブルなんだろう!
↑彼女による元夫の写真への執着の説明を知ると、スイートさは感じられない。
(※1964年に結婚、1976年に離婚)
「十年もの間、彼は私とともに暮らしながら、私をレンズの中にのみ見つめ、彼の写した私は、まごうことない彼自身でしかなかったように思います」と振り返っている。
深瀬は1982年に「写真を撮るためだけに他人と一緒にいる 」というパラドックスに悩まされるようになったと告白した。
●今朝、妻に言われたんだ。「新しいお隣さんは、出勤するときに毎朝妻にキスをしているけど、あなたはどうしてそれをしないの?」
それに、こう答えた。
「彼女をほとんど知らないからな」
●彼女は1974年にたった20日しか働かなかったの? それはスイート!
●ああ、彼女は野性的だ、超いいね!
●彼女の服を全部知りたい。
写真の世界と現実の違いを考えさせられるエピソードではありますが、50年前のファッションは絶賛されていました。