「アリたちが複雑な大荷物を運ぶときの動きを、人間で試したら…」高度な集団知能を実感できる比較
Ants making a smart maneuver 😯🙆♂️👏 pic.twitter.com/2PLbhKHRu2
— DamnThatsInteresting (@DamnThatsInter) December 25, 2024
そのまま運んでも壁に引っかかる形状の大荷物。
アリたちは試行錯誤のあと、向きを変えて突破しています。
同じことを人間で試した比較動画もありました。
Ants making a smart maneuver.pic.twitter.com/CKmpypdGIF
— The Reporter (@thereportercom) December 26, 2024
人間のほうはコンパクトサイズですが、アリと同じ比率で行ったら、上から見た指導者がいなければ苦労すると思われます。
このアリの協調の力は、どんな仕組みでこれを可能にしているのでしょうか。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●最初はこう思った。
「しょせんアリなんだから、遅かれ早かれ、偶然に通り抜けるだろう、ただのバカな虫だしな」とね……奴らがそれをクルっと回すまでは。
度肝を抜かれたよ。奴らの中の1匹が「方向転換! 方向転換! 方向転換!」と叫んだろうか?
↑人間の脳はシナプス間の共同作業に過ぎず、何かをするように指示する監督はいない。アリのコロニーをひとつの有機体としてとらえたい。おそらく彼らの知性もまた、人間の脳と同じように分散しているのだろう。
↑そうだ、アリやミツバチを細胞や神経細胞としてとらえることは、とても助けになる。
↑そうだよ、ぶったまげたよ。あれは偶然じゃない。
●アリたちが運ぼうとした理由は何だったんだろう。
↑ほんとそれ。何がアリをその気にさせるのだろうか? 一見何の理由もなく、しかし多大な労力を費やして、無造作にプラスチックの破片を動かす? 典型的なアリの行動とは思えない。
↑もしかしたら、全体が何か甘い物質、キャンディか何かでできているのかもしれない。
↑砂糖の塊で巣に持ち帰るのか、巣のゴミをゴミ捨て場に持っていくのか、どちらか。
●なんてこった! これは非現実的だ。本当に不思議だ……彼らは他に何を解決できるのだろう……。
↑世界は密かにアリによって動かされているのは間違いない。
↑そういうSF小説がある。アリにIQを注入する実験。それは人間にとって良い結末ではなかった……いつものことだけど。
↑これは創発的知性であり、個々のアリは実際に何をすべきかを知らない。それは並列処理のようなもので、アリたちは皆、自分の仕事がひとつであることを知っていて、それぞれが貢献している。
(創発 - Wikipedia)
●方向転換、方向転換、ほうこーーてんかーーーん。
↑黙れ、黙れ、だまーーれーーー!!
●もしこれが本当なら、今まで見た中で最もクレイジーなことだ。
↑この実験についてはここで読めるよ。特定の条件下では、彼らは実際に人間を上回る成果を上げた。
(※英語:Ants vs. Humans: Putting Group Smarts to the Test - Space & Physics | Weizmann Wonder Wander - News, Features and Discoveries)
↑それを信じられる、自分ならもっと時間がかかっていただろうね。
●アリは、高度な集団行動を示し、障害物を効率的に回避する交通回避戦略など、問題解決における認知能力を強調している。この行動は彼らの知性を示すだけでなく、彼らの社会構造が複雑な環境における効果的なコミュニケーションと協力を可能にしていることを示唆している。
●それはまさに100%の集団知能だ。個々の関係がどのようにしてこのような複雑なシステムを作り出しているのか不思議である。まるでそれぞれが神経細胞のようだ。
アリの団体行動は、人間社会にもいろいろな示唆を与えてくれる学びがありそうですね。