「貧困から抜け出すために何時間働けばいい?」国別リストが注目を集める
(credit:Reddit/KarateKid84Fan)
データは2022年のOECD(経済協力開発機構)によるもの。
(※本部をパリに置く、ヨーロッパを中心に日米を含め38か国が加盟する国際機関)
ざっと以下のような週に必要な労働時間になっています。
・日本:14時間
・トルコ:22時間
・イギリス:24時間
・フランス:25時間
・韓国:30時間
・ドイツ:37時間
・カナダ:44時間
・アメリカ:80時間(最長)
貧困線は可処分所得の中央値の50%で計算されており、アメリカが最長で週80時間(実質的にフルタイムの仕事2つ分)、他国と大きな差があることが浮き彫りになっていました。
日本が短いのは生活保護制度が比較的手厚いことが一因と考えられます。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●さらに、支援を受けるために必要な国認定の貧困ラインと、この数字とを比べてみよう。
↑政府の援助を受けている場合、2000ドル以上貯めるのは違法だと聞いて、頭が真っ白になった。
↑貧困状態にある人々に対する多くの援助が、厳しい支給打ち切りラインを設けていることが大きな問題。
例えば、月2000ドルの援助を受けていたのが、わずかな昇給を受け入れることで月0ドルになることもある。
↑ちょうど数年前にそれを経験した。2019年に妻と幼い息子と3人でSNAP(補助的栄養支援プログラム)とメディケイドを利用するほど収入が少なかった。でも昇給した途端に、すべての助成金を失った。
やった、時給が6ドル上がった。でも、今度は健康保険に週250ドル払わなければならない。食費もバカ高い。さらに生活が苦しくなった。
●アメリカではフルタイムの仕事を2つ必要だね。睡眠は過小評価されているようだ。
↑これが体に与える打撃は、健康状態の悪化に直結する。それに、私たちにはクソ高い医療費がある。私は医学博士だが、それを証明できる。
↑インターンの1年目の今、自分が手に入れることのできない宝へと、他の人々を導いている。
●「貧困を脱した」という基準は何? また、特に扶養家族がいる場合、平均的な支出額を計算しているのだろうか? 借金の額や経済的な責任には大きなばらつきがあるため、どのように計算したのかとても興味がある。
↑貧困ラインはその国の可処分所得の中央値の50%として計算されている。だから、そのラインより上になるには最低賃金で何時間働けばいいのかということになる。
●トルコのものが正確なわけがない。
↑トルコとカナダを見ると、このグラフはでたらめだと思う。
↑イギリスもだよ、週24時間というのは本当に少ないように思う。
●インドでは貧困から逃れられないということか?
このグラフがどこまで信頼できるか疑問の声もありましたが、貧困脱出が簡単ではないのは確かなようです。