今でも語り草…BBCが1980年に発表した伝説のエイプリルフールのニュース

エイプリルフールが世界中のイベントとなった近年では、ウソやジョークも通じにくくなり、食傷気味に感じる人もいることでしょう。
しかし45年前に、それもイギリスの公共放送であるBBCともなると、その影響力は絶大でした。
1980年の4月1日にBBCが行った、今も語り草となっている大胆なウソをご紹介します。
1980年、BBCがエイプリルフールに発表した内容は……。
ロンドン名所の時計塔の新しい名前は「デジタル・デイブ」。観光客のために時間をデジタル表示し、毎晩5分のニュースも流れるという内容でした。
デジタル時計は1972年に登場し(腕時計は1973年)、1980年は高級品扱いで人気も上昇していた頃。
鐘の音も「ビープ音」に変わると言われ、ジョークだと気づいた人もいましたが、怒った視聴者からの電話も多かったそうです。
もちろんインターネットなど普及していないので、ウソだと伝わるのも時間がかかりました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●以前、エイプリルフールのネタとして、ロンドンの観光客に「王室のライオン(もちろん王室の動物園で飼われている)は年に一度、公衆の面前で洗われる」と伝えていたらしい。普段、一般人がライオンを見ることはないが、年に一度、この素晴らしい動物たちがロンドン塔の中庭に連れてこられ、洗われ、ブラッシングされ、手入れされるという話だった。 そのため、4月1日には、ライオンがいつ登場するのかと通行人に尋ねる人たちが、宮殿周辺に大勢いた。 このネタは何世紀にも遡る。人々はイベントのためにチケットやお土産を売り、新聞広告まで出されるほどだった。(13世紀から19世紀にかけて、ライオンやその他の動物を飼育する王室動物園があったが、毎年「ライオンの洗礼式」が行われることは一度もなかった。)
↑なぜ今では行われなくなったのか?
↑「配慮に欠ける」と判断されたため。数年前、これが動物虐待を助長するものと解釈される可能性があることや、植民地主義・帝国主義的な固定観念を強めるものだとして、大きな批判が巻き起こった。
↑そうだな、大勢の観光客の前で野生動物を洗うのは、間違いなく動物虐待だ。
●由緒ある伝統や制度、ランドマークなどをからかうのは、大勢を怒らせる可能性がありながらも、笑える余地があるのは間違いない。 例えば、何億人もの(どの宗教でも)信者を怒らせるようなジョークがすべて面白いわけではないが、だからといって完全に否定すべきでもない。
↑同感だ。なぜなら、このことで人々が不便を感じたり、おとしめられたりしたわけでは決してないからだ。怒った人たちは決してバカにされたわけではないし、彼らの生活に支障をきたすようなことを強要されたわけでもない。 このいたずらは、「困惑させても、苦しめてはいけない。」という基本のルールに従ったもので、悪ふざけが意地悪かどうかを判断するための明確な方法だと思う。 例えば、誰かの鍵を隠したり、仕事の日に車が使えないと思わせたりするのは、その人が実際に抱えるストレスの原因となり、いたずら以外にも悪影響を与える可能性があるので、笑えない。しかし、5分で取り外せる偽の卵のジョークグッズを車に置くようなことなら、楽しめるだろう。
↑「デジタル・デイブ」だって?ユーモアは主観的なものだが、これは客観的に見ても笑える。
●1957年のスパゲッティの木のデマにはまだ及ばない。
↑1957年4月1日、推定800万人がこの番組を視聴していて、翌日には何百人もの人々から、話の信憑性を問う電話や、スパゲッティの木を自分で栽培する方法を尋ねる電話があったらしい。これに対し、BBCは「スパゲッティの小枝をトマトソースの缶に入れ、成功を祈ってください」と返答していた。
↑「成功を祈れ」ってところがイギリスのユーモアだな。
●2012年、エリザベス2世のダイヤモンド・ジュビリーを記念して、この塔は正式にエリザベス・タワーと改名されたが、それ以前は何と呼ばれていたのだろうか?鐘は「ビッグ・ベン」だが、塔は?
↑特に名前はなかったよ。国会議事堂の時計台として知られているだけだった。
●タコ・ベルがリバティ・ベルを買収し、「タコ・リバティ・ベル」と改名すると言ったときのことを思い出すよ。
BBCのスポークスマンは、面白がってくれた人は少なかったと答えています。




















